木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

シルクスイーツ

2022年10月25日 05時27分37秒 | 耕作放棄地

「シルクスイーツ」なる野菜が存在するそうな。主に関東以北で栽培されてる「サツマイモ」の1種で、開発されてまだ間もないようだ。調べてみると、10年ほど前に「春こがね」と「紅まさり」の品種を掛け合わせて開発された模様。北日本が主体のためか、当地ではほぼ馴染みがなかったのだ。いわば当地にとっては新品種とも言えるかも知れない。新しい物に食いつくのが速いのが、大きな特徴の御仁が「長老」だ。サツマイモはどうもなあ・・・・・・とか何とか宣っていたが、何時の間にか苗を入手して植え込んでいたみたい。彼は少量多品種派でもあるので、少しづつ多様な物に挑戦するようだ。今回もそうした彼の特徴が機能したのだろう。

少し遅めだが、快晴に恵まれてイモ掘りを始めたようだ。イモ畝から赤い大きめな姿が次々と飛び出してくる。数種類の品種を栽培してるので、品種単位で収穫するみたい。今回は「シルクスイーツ」が主体のようだ。「シルクスイーツ」とは名称のとおりで、絹のように滑らかく甘くて美味しい芋だとか何とか。どうや、食べ比べてみては・・・・・と勧められて1本頂戴してきた。子狸の好きな食べ方は「焼きイモ」で、とりわけ焚き火とのマッチングは風情もあって何とも言い難い。残念ながら焼き芋をするほどの条件が整ってなく、今回は諦めざるを得ない。持ち帰って山の神に蒸かしてもらおうかと思っている。

子狸もサツマイモ栽培では品種の選択で変遷したが、彼も又多様な品種を彷徨っているようだ。新たな品種に挑戦し続けているのかも知れない。特定の決まった品種を栽培し続ける・・・・・・といったスタイルもよろしいが、次々と新品種が開発されるので、食指が動くのは致し方無いのかも。しかも新品種ほど新たな美味が期待できそうで、挑戦の意欲も湧くのだろうかと思う。それにしても開発者の方々の苦労は並大抵では無いだろう。各地の「農林試験場」あたりがメインとなってるかと思うが、スタッフのご尽力に今後も期待を寄せたいと願っている。当初に挑戦した「ナルトキントキ」の品種など、既に古典的な存在となってしまったのではなかろうか。

秋深き、隣は何をする人ぞ・・・・・松尾芭蕉

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ニンニクの発育

2022年10月24日 05時30分54秒 | 耕作放棄地

「ニンニク」を植え込んだが、発芽して小さな芽が伸び始めたようだ。今年6月の収穫期は散々だった。春先までは無事に健やかに成長を続けていたニンニクだが、何故か急激に黄色くなり元気がなくなった。部分的には茎が枯れた模様で、どことなく変だなと感じつつも原因や対策が解らず、収穫期となってしまった次第。ちなみに例の「百姓候補生」氏も同様状態だった。他の仲間達もニンニク栽培を行っているが、別段異常は無かったようだ。収穫期を迎えて掘り出してみたら、ほぼ全部と言っても過言ではないニンニクが、腐ったような状況だった。無論、使用可能な物は無く、いわゆる「全滅状態」だったのだ。

何年もニンニク栽培を続けているが、部分的な欠損等はあっても全滅という状況は初めてだった。病気かと疑ったが、調べて見ると、ニンニクには「さび病」と「モザイク病」の病気が発生する場合があるようだ。しかしながら解説される症状とはどうも異なる模様。仲間の大御所から指摘があった。肥料過多だ、欲張りすぎて投入しすぎたのだろう・・・・・との見解だった。何時もは「放任栽培」が多いのだが、昨年から今年に掛けては何故か肥料をよく投入したのは事実だ。早く大きくなあれ・・・・との願いが強すぎたのだろう。これまたネットで調べて見ると、ニンニクへの肥料投入は期間中2回位とのこと。

原因は大御所の見解に近いかも知れない。今年は注意して栽培するつもり。鱗片を植え込んで1ヶ月余り、ニンニクも20センチ近くに大きくなって来た。発芽率は8割から9割程度かな。比較的にうまく育ってる模様だ。ニンニクは香辛料として重宝される。但し臭いが発生するのと取り過ぎから来る副作用が要注意だろう。一説では、1日1粒~3粒程度に留めておいた方が良いとか何とか。過剰摂取は胃腸障害を引き起こすようだ。

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タマネギの畝立て

2022年10月23日 04時41分18秒 | 耕作放棄地

11月に入ると、タマネギの植栽、エンドウの種蒔き・・・・といった大仕事が待っている。直に植え付け・種蒔きをすれば良いとの単純なものではなく、それなりの下準備が必要なのだ。基本線は土作り、引き続いて畝立て、最後に支柱等の準備であろうか。こういった下準備は前もって段取りしておくのが常識で、今がその時期だろう。そう思って眺めていたら、例の「百姓候補生」氏が早々と準備作業にはいったようだ。まずもって行うのが土作り、夏野菜の栽培で予定地は固まっており、しかも残滓の根っこなどが取り残されている。こういったものを除去し、攪拌していくのが最初の仕事。耕耘機の出番だ。我々の保有するのは微弱なミニ耕耘機、パワーは無い。しかしながら小回りが効くので畝単位の作業には打って付けである。

程よく攪拌して柔軟な土壌となったら、次は「元肥の仕込み」。仲間達が頻繁に使用するのは、石灰、米ぬか、籾殻、鶏糞などである。こういった資材を攪拌した土中にすき込んでいくのが次なる仕事だ。籾殻は元肥とは言わないだろうが、便宜上一緒に括っておこう。彼も同様資材を準備したようで、画像では黄色い場面が登場する。米ぬかや籾殻の色合いである。蒔き終わったら、再度ミニ耕耘機を使用して再びの耕耘作業を続けていく。投入した資材が攪拌されて程よく土中に含まれていく。再度の攪拌で土はかなり柔軟となっており、どうかするとミニ耕耘機がのめり込んで前進しない程だ。

予定地がかなり柔らかくなったので、後はレーキやスコップを使って「畝立て」を始めて行く。上述の作業で土が軟らかいので畝立てはラクチンだ。基本線は高畝の設置、野菜類で水浸状態を好む物は少ない。高畝状態として水はけを良くするのが基本だろう。最低でも20センチ以上位の畝高を目指す。彼は作業が丁寧で、畝を立てた後、畝壁を手作業で固めていた。眺めると直線上の畝の表面、畝壁がみられ、まるで芸術品のような印象だ。

時間的な都合もあって本日の作業はここまで、次なる支柱等の準備は後日の作業だ。彼も子狸も同様だが、肉体条件に恵まれた状況では無い。仲間達のように長時間の継続作業は困難、速い話が短時間でへたばってしまう軟弱タイプなのだ。少しづつの歩みしか出来ないが現状、可能な手段を取らざるを得ない。まあ、プラス思考で参りましょうか。

 

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キウイのお裾分け

2022年10月22日 05時23分42秒 | 耕作放棄地

森の果樹園で「果樹栽培」に従事しているとは何度かご紹介したかと思うが、農園で密かに果樹栽培を行っている御仁も存在する。「長老」なんだが、キウイの栽培中なのだ。基本的に農園は野菜類の栽培がメインで、果樹の栽培は行わない。樹木の根が張って耕地を崩してしまう可能性があるからだ。長老の該当地は元々がイチジクの栽培が行われていたようで、しかも農園の隅っこに相当する。ある意味、この界隈だけは農園では無く果樹園という位置づけだったのかも知れない。彼はイチジクを抜根し、好みのキウイを植え付けだようだ。竹林の隣であまり日照条件が芳しく無いので、野菜の栽培には向いてなかったのかも。

画像で現場をご紹介しておきますが、キウイがたわわに実っている。確か晩秋が収穫期だったかと思うが、もう可能なのか、お裾分けに与った。少し早いがリンゴと一緒に保管すれば大丈夫だから・・・・・そう宣って一袋を頂戴した。基本線は収穫して一ヶ月ほど寝かすのが保存ルールかと思ってるが、リンゴと一緒に保管すれば上述のようにその期間が早まるようだ。どのような機能が働くのか、子狸には不明だが、教えのように実験してみた。冷蔵庫の中でビニール袋に同封し、しばらく寝かすとアッという間に熟成した。僅か数日で食べ頃、摩訶不思議な現象だ。理論的に説明が出来るのだろうが、ネットで調べた範囲では、リンゴが「エチレンガス」を発生しガスが追熟させる・・・・との説明が大半だった。

「森の果樹園」でもキウイの栽培は行っている。手入れが不十分なので、十分とは言い難いが、結構実ってくれる。確か11月か12月頃の作業日の日に収穫していたかと思うが、もうボチボチではなかろうか。作業に従事したメンバーで山分けしてるのだが、作業のご褒美でもある。過去の画像だが、収穫結果をご紹介しておきましょう。生食でも良し、ジャムへの加工でも良し、活用範囲が多い果物だ。ニュージーランドが原産地のようだが、我が国へは昭和40年代頃アメリカ経由で伝来したようだ。栽培が比較的に若い果樹である。

オス樹とメス樹を1本づつ同時に植え込むのが原則のようで、藤棚のような棚でツルをはわせるのが栽培手法のようだ。長老も同様に棚を組み上げている。ブドウのような栽培法かな。1本の樹であっても大量の実を付けるので、摘果をしないと糖度が下がる恐れも存在する。この点柿などと一緒なんだろう。ともあれ上述の手法で完熟したキウイ、今回は生食でいただこうかと思っている。

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ソラマメ発芽す

2022年10月21日 05時42分44秒 | 耕作放棄地

確か12日頃に種蒔きしたかと思うソラマメだが、10日ほどたって微かに発芽してきた。種マメからチョコッと覗いた新芽、何とも初々しい。確認してみたら、23粒種蒔きして今のところ20粒ほど発芽している模様。発芽率は9割ほどかな。残りの数粒も、もうしばらくしたら発芽する可能性もあり得る。人間同様、大器晩成のタイプも存在するものだ。少数派の方を注目しておこうかと思う。

発芽した新芽だが、お歯黒は地下向きである。お歯黒から発芽してユータンするような形で地上へと出てくる。この新芽、お歯黒のいかなる箇所から出てるのかと議論になることがある。ご存じのように、お歯黒はマメのお尻部分に存在するが、太い筋から次第に細くなっている。この①太い部分、か②逆の細い部分、かのどちらだろうか。当然ながら反対部分が根の発芽箇所となるのだが。しょうも無いことに拘るな、どちらでも一緒じゃ無いか・・・・との乱暴な意見もあるかと思うが、疑問は疑問、考え込まざるを得ないのだ。

大御所が明快な(?)判断を下した。太い部分が新芽の箇所、細い部分が根の箇所・・・・と。根拠は無いが直感だそうな。簡単な判別は1粒引き抜いて確認すれば済むことだが、何分少ない種マメ、それと秘密な部分が存在するのも悪くはないかと。疑問符のままで残しておきましょうかな。

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