時間の番人(3)

2015-12-09 21:46:18 | 童話
学校でお昼ごはんを食べている時に急に暗くなって、その次に明るくなったので、気が付いたら僕は家でお昼ごはんを食べていた。

『あれっ、ここは学校じゃないんだ。時間が進んだのか後戻りしたのかなぁ?』

『ねぇお母さん、今日は何曜日なの?』

『何言っているの、日曜日だから、お昼の12時に、あんたが家にいるでしょ。』

『そうか、時間が進んだんだ。だけれど、夜の12時でないのに、どうして急に時間が進んだのかなぁ。
そうか、日にちが変わるのは、夜の12時だけれど、時間はずっと続いているので、夜の12時でなくても、時間は変わっているんだ。』

時間は何時なのかには関係なく、いつも変わっているので、時間を探すのは、いつでもできるのが分かったので、今度は、どこで探すのかを考えた。