かんりにんのひとりごと

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智積院の桜図・楓図を小説で読む

2024-07-03 | 読み物

 

今日は、お休みの日で、朝から散髪に行き、帰りに喫茶店に入りました。

 

この間、読み続けている長谷川等伯の小説が下巻の終盤となりました。

 

安土桃山時代を生きる長谷川等伯と、その息子久蔵ですが、時代の流れに翻弄されながらも、絵師としての技量を磨き、様々な絵を描き続けます。

 

歴史的にも有名な事件である、千利休の切腹についても、描かれていました。

 

また、豊臣家の中での石田三成の策略や、それに反対する豊臣家の旧臣たちとの対立・・・。

 

なぜ、千利休は切腹しなければならなかったのか・・・。

 

あくまでも、小説の中でのお話ですが、大きな歴史の流れの中で、長谷川等伯や久蔵が翻弄されていく姿が描かれていました。

 

今日、読んでいたのは、豊臣秀吉に頼まれて、祥雲禅寺(しょううんぜんじ)に襖絵を書く場面でした。

 

この寺院は、今はなく、現在は智積院の一部になっています。

 

いまでも、その庭園が当時の様子を残しています。

 

 

 

一昨年だったか、智積院に行った際に、庭園を見学したので、小説を読んで感激しました。

 

また、等伯と久蔵がもがき苦しみながらえがいた「桜図」と「楓図」も実際に見て、感激したのを覚えています。

 

本物は、「宝物館」にあって、庭園横の方丈に、レプリカのふすまがありました。

 

 

 

これが久蔵が描いた「桜図」のレプリカ・・・。

 

 

 

こちらが等伯が描いた「楓図」のレプリカ・・・。

 

どちらも見事ですが、やはり宝物館に飾ってある本物には圧倒されました。

 

 

 

そのお話を涼しい喫茶店で、コーヒーを飲みながら、読むというのは、最高でした。。。

 

 

 

歴史小説を読むことで、断片的な知識が大きな流れの中で、動いているのだということを感じます。

 

 

 

いつもこの喫茶店は、すいているのが良いところです。

 

集中して本を読むことができます。。。

 

次に読みたい本が3冊ほどあるので、早く読み終わりたかったのですが、まだ終わりませんでした。

 

また、続きは明日の通勤の電車の中で・・・。

 

なかなか、次の本に進めそうにありません。