先日、寄せていただいた二尊院の中に面白い石碑を見つけました。
「小倉餡発祥の地」という石碑です。
説明書きによると、なんでも平安時代の初めに空海が中国から小豆を持ち帰って、このあたりで栽培されたそうです。
その小豆に砂糖を混ぜて、餡子として当時の嵯峨天皇に献上したのだそうです。
何年か前に、この石碑が建てられたとのことです。
そういえば、二尊院の裏には小倉山という山があります。
小倉餡という名前が、小倉山からきているとは、意外なことでした。
またこの場所は、小倉百人一首ともかかわりがあって、選者である藤原定家の別荘「時雨亭」があったと言われています。
なかなか歴史的に面白い場所なんですね。
京都の豪商角倉了以さんなど、多くの有名人のお墓もあるみたいですね。
角倉了以さんの銅像は記念に撮影しておきました。
高瀬川を広げたり、保津川を掘削したり、京都の水運に貢献した方ですね。
有名人の中では、坂東妻三郎さんと息子さんの田村高広さんのお墓もありました。
写真は控えて、手を合わせて帰ってきました。
弁天堂の前に生えているのは、もしかしたら半夏生・・・。
今の季節が見ごろで、白い花をつけているところをテレビで見ましたが、ここはもう過ぎたみたいですね。
もう少し早く来たら、見られたのかもしれません。
嵯峨野を歩いていて、思いがけない光景をたくさん見られたので、嬉しく思いました。