かんりにんのひとりごと

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小倉餡の発祥の地(二尊院内)

2024-07-30 | 観光・旅行・京都検定

先日、寄せていただいた二尊院の中に面白い石碑を見つけました。

「小倉餡発祥の地」という石碑です。

説明書きによると、なんでも平安時代の初めに空海が中国から小豆を持ち帰って、このあたりで栽培されたそうです。

その小豆に砂糖を混ぜて、餡子として当時の嵯峨天皇に献上したのだそうです。

何年か前に、この石碑が建てられたとのことです。

そういえば、二尊院の裏には小倉山という山があります。

小倉餡という名前が、小倉山からきているとは、意外なことでした。

またこの場所は、小倉百人一首ともかかわりがあって、選者である藤原定家の別荘「時雨亭」があったと言われています。

なかなか歴史的に面白い場所なんですね。

京都の豪商角倉了以さんなど、多くの有名人のお墓もあるみたいですね。

角倉了以さんの銅像は記念に撮影しておきました。

高瀬川を広げたり、保津川を掘削したり、京都の水運に貢献した方ですね。

有名人の中では、坂東妻三郎さんと息子さんの田村高広さんのお墓もありました。

写真は控えて、手を合わせて帰ってきました。

弁天堂の前に生えているのは、もしかしたら半夏生・・・。

今の季節が見ごろで、白い花をつけているところをテレビで見ましたが、ここはもう過ぎたみたいですね。

もう少し早く来たら、見られたのかもしれません。

嵯峨野を歩いていて、思いがけない光景をたくさん見られたので、嬉しく思いました。

小倉餡発祥の地

小倉餡発祥の地

当地小倉の里の菓子職人が空海が持ち帰った小豆を栽培、御所から下賜された佐藤を加え煮詰めて餡を炊いた

発祥の地コレクション