以前から中島千波の描く桜が好きで、その出身地である小布施にも興味を持っていた。
「おぶせミュージアム・中島千波館」には以前行ったことがある。
昨年の秋にも紅葉を楽しみながら再び訪れた。
中島千波の他、栗と北斎で有名なことぐらいは知っていた。
以前、議員時代に「花のあるまちづくり」をテーマに視察したこともある。
先日、オリオン書房で川向正人が書いた「小布施 まちづくりの奇跡」という本が目にとまり買ってきた。
この本で知ったのだが、「オープンガーデン」も修景事業の一貫として行われたものであるとのこと。
いわゆる街づくりの中で「修景化」という言葉はよく使われる。
ちなみに、中高校生ぐらいが使う国語・漢和辞典で引いても出てこない。
まちづくりの中で使う専門用語なのだろうか。
小布施の修景事業は一般的言われているに修景化とは少し違うのかなあとという感じがする。
小布施町が行ったまちづくりがユニークで特異なものであるので、著者は「奇跡」と呼んでいるのである。
著者の川向正人氏が所長を務める「小布施町まちづくり研究所」もユニークな存在である。
東京理科大学と協働で地域住民、行政、専門家が一体となって新しい形のまちづくりが進める基盤となっている組織の様な気がする。
歴史的建造物群保存地区や過去の歴史を覆し近代化の名のもとに行われているまちづくりとも異なる温もりのある住民が心地よく住むことができるまちづくりが小布施で進められているのではなかろうか。
以下の写真は昨年秋撮影したものです。