堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

真夏の多摩動物公園

2010年07月23日 | 日記

 かつて、旭川市を視察した時印象に残っているオランウータンの空中散歩を多摩動物公園でもやっていると聞き、真夏の暑い中での空中散歩見ようと行ってきた。

 旭山動物園
 
旭山動物園は今でも強烈な記憶が残っている。
 目的とする調査事項を終えると、その市が自慢できる施設に案内してくれるのが常であった。
 その日も、議会事務局の職員が旭山動物園に案内すると云う。
 当時は全国的に無名に近いものであり、今のように有名ではなかった。旭川市まで来て動物園はないだろうと、丁重にお断りしたが、再三勧めるので行くことにした。
 行ってみて驚いた。今、TVやマスコミで報道される旭山動物園のすごさをその時感じた。
 この動物園も旭川市が運営するもので、極めてありきたりなもので、入園者も少なく、当然の結果として恒常的な赤字経営であった。
 それを改革したのは園長の意欲と経営の能力あることは当然であるが、旭川市の行政の取り組み姿勢である。
 いま全国的に有名になっているイベントや事業、施設改善の原型はそのときすでに出来上がっていた。
 その中の一つにオランウータンの空中散歩があった。
 全国へ向けての情報発信を思い、東京の議員を照れていきたかったのである。

 旭川市の行政への取り組み姿勢
 その時の視察項目の一つは。日本で初めての恒久的な歩行者専用道路である、旭川平和買物公園でした。
 「平和」と名付けられた所以は、その道が「師団通り」と言われ、旭川が第七師団を要する軍都であった名残りです。立川が軍都から商都へ歩んだ道筋と共通のものがあった感じたことも視察先として選んだ理由の一つだあったのかもしれない。
 ほかにも意欲的な行政経営を示す施設がある。中原悌次郎記念・旭川彫刻美術館である。
 当時、彫刻のある街づくりを手掛けていた私としては是非見ておかなければならない美術館のひとつであった。
 日本彫刻界の第一人者の登竜門である中原悌次郎賞の受賞者の作品が多く展示されている。
 時間が無い中での視察であったので、朝4時に家を出て、旭川行きの一番機に乗り、旭川市役所を訪れる前にみてしまいたかったからである。

 多摩動物公園・オランウータンの空中散歩
 旭山動物園のものに比べても素晴らしい。勿論、野猿峠の一隅に作られている地の利は、そのロケーションという点で代えがたいところである。
 
 全長150メートルは世界最大とのこと、

    
              親子で空中散歩・・・まずは子供から

   
       続いて親が登場・・・・身長を比べてみてください

 空中散歩もさることながら、日常行動も面白い。
 旭山では食べ物等をケージの外に置き、棒などを見つけてきて、それを道具として使い見事に手元に引き寄せてします。
 動物園も炎暑の中であった。
 そのうち一頭がプラスキックの桶で池の水を汲み、

   

 手で水をすくったり、顔を入れて水を飲んでいたが、
 ついに頭からその水をかぶってしまった。

   

 一方、詩人か哲学者の如く、心頭滅却すれば火もまた涼しの心境で泰然自若としているのか、暑さが過ぎ去るのをただ待ち続けているのだろうか。

   

 猛暑の中の多摩動物公園の続編は近日中に掲載します。