堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

防災対策としての学校整備

2011年07月08日 | 彫刻・アート

 先日、新聞報道で防災に対応できる学校の整備方針を検討していた文部科学省も委員会は6月30日に成案をえ、7月上旬に提言書を確定し、全国の教育委員会に配布する事を知った。
 文科省のHPを見たが「提言」はまだ載っていない。

 学校は、様々な条件から地域の防災拠点として最適な施設である。
 校庭、校舎、体育館備える学校は、避難場所としても他の施設にない条件を満たしている。

 災害時における学校の役割を時系列でみれば。
 災害発生時では、緊急避難場所であり、救命避難場所となる。発生後数日は水や食料の確保による生命確保の場所であり、その後は仮設住宅建設までの臨時の生活の場となり、最後には学校再開に向けての準備の場となる。

 災害に対して各学校の果たすべき役割は大きく、且つ、重要である。
 機能の充実を図るためには、学校施設の整備は必要不可欠である。
 なるたけ早く検討結果を知りたい。

 学校施設の整備は当然必要ではあるが、災害発生時に被害を最小限に留めるためには、ハードとともにソフト面での充実が大切である。
 地域防災計画はあるが、それに伴ったマニュアルはどの程度整備されているのかはなはだ疑問である。
 地域に関連するものについては全く知らない。早急に整備して訓練を実施すべきである。

 今まで色々な訓練に参加したが、初期消火等の個人的な訓練はあったが、市民参加でマニュアルに基づいた訓練の記憶はない。

 立川市でも今年に入り、初めて図上訓練を行ったそうであるが、マニュアルの改訂も当然あるであろう。

 市全体の災害対策本部に対し、地域の災害対策本部としての機能を持たせるべきであると思う。
 その意味でも、地域の防災マニュアルは必要である。
 

 立川の彫刻第2弾は、若葉会館の山本正道、樹と少女’97。ファーレにも作品がある。