堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

青春18きっぷ・・・小諸

2011年08月08日 | 

 立川を午前8時1分に出発して、午後1時28分に小諸に着く。
 目的の場所は懐古園。始めていく場所である。

 懐古園は小諸城跡と言う印象が強く、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」を思い出す。

 駅から歩道橋を渡った所で、「小諸義塾記念館」が目に入る。
 藤村が教師として教鞭をとったところでもある。
 この建物は、アメリカ開拓時代の建築に見られる、アーリーアメリカン様式と和風土蔵様式がマッチした建物である。
 帰りに寄ろうとしたが、既に閉館してしまっていた。残念。

          

 懐古園の入り口に「三の門」がある。
 正面の額は徳川家達(いえさと)の筆。

     

     

 当時の建造物で、現存するのは、この山門と大手門、石垣である。
 今回の旅で、大きな失敗がある。
 何時もは、朝早く起き、町の中を散策するのだが、二日目は野辺山を中心に、かなりの強行軍を予定していたので、朝は自重し、おとなしくしていた。見るべき所を観なかった。
 秋に、横川も含めて、考えてみよう。秋の八ヶ岳山荘もまだ未経験なので。

 園内の石垣は見ごたえがあった。

     

 園内には、初夏と初秋が同居していた。ともに紫が鮮やかであった。

     

     

 藤村記念館の前にある大欅も貫禄がある。
 大木の幹にも年代を思わせる。
 立川の市の木も欅であり、親しみがある。木編に拳と言う漢字も好きである。

     

 後ろにわずかに見えるのが、藤村記念館。
 この写真だけでは何だか分からないであろうが、欅の幹である。

     

 小諸城と言えば、学校で暗誦した、「千曲川旅情の歌」を思い出す。懐古園の水の手展望台から千曲川が見える。
 思ったより水量の少なさに驚く。

     

 富士見台から見ると、千曲川に堰ができており、上流は満々と水がたたえられている。
 そのために、水量が少ないのだと分かった。

 懐古園には、小さな動物園がある。
 多摩動物園から移ってきたライオンがいるとのこと。
 懐かしさもあり、行くこととした。
 ライオンは、丁度食事の時間。立ち上がり、ドアを叩いて、餌の催促。馬の生肉にありついた。

 動物の数は少なかったが、却ってゆっくり見ることができた。
 何の意味だか分からないが、サルの種類も忘れたが、面白いポーズをとり続けていた。