猿が一匹、観光客の足元をスルスルと抜けて行き、土産物屋に素早く入っていったと思って笑って見て居ったら、すぐに羊羹を1本くわえて飛び出してきた。
・・・あ~~!! またやられたよ!!!
オバはんの大声が聞こえても、悠々と華厳の滝の方へと逃げていった。
猿の万引き常習犯、人間の世界でも普通にある話だろう。
日光のお天気はガスがかかったり晴れたり雨が降ったりと、忙しかった。
中禅寺湖も紅葉盛りで、戦場ヶ原は雨に濡れた草紅葉が、まぶしい夕陽に輝いていた。
龍頭の滝も華厳の滝も、ダムの放水のような勢いで流れ落ちておった。
気温は一桁、山は冬の装備が必要になってる。
のんびりと秋の夕暮れを楽しんできた。
帰りは、金精峠を越えて関越まで紅葉を楽しんで来ようかとも想っていたが、雲行きが怪しかったから止めにして、イロハニホヘト坂で戻り、東北道が渋滞しておったから宇都宮から4号バイパスに移り、眠かったから久喜でいつもの良い湯に浸かってもどった。
深夜に銀座の店に出ると、先日の大雨のあとの雨漏れの苦情が2件入っておった。
体重が少しまた増えておって、仕事もトラブル処理が多いせいで、疲れが取れないまんまだ。
次の日曜日は、絶景が見えるだろう。
スーパーコンピューターと量子コンピューターが、速度を争ってる。
株式市場なんかでは、すでにAIロボットが人間の速度を超える取引を繰り返すようになってるが、その最先端の争いがスーパーコンピューターと量子コンピューターだと言う。
開発したり、使用する人間の日常は、退化を続けてる。
スーパーコンピューターを使ってる人間が、一人の女すら口説けず、ひとつの家族すらまとめられない。
量子コンピューターを作ってる人間が、社会ではキチンと挨拶すらできず、日常のことについては全てそれぞれ専門家に任せて、いいように騙されている。
人間て~獣は、生きてるすべてのことを自分でこなせるようにならなければ、大人とは言わない。
大人がいない社会、これが現代の日本の風物詩にもなってる。
自家用車一台の修理や車検でも、いいように騙されてる消費者、間抜けな猿だ。
アメリカの連銀が、金融の短期市場への資金供給の上限枠を倍近くに上げた。
ドイツ銀行を破綻させる裏準備が済んだということか?
株価が世界中で高止まりしているのも、イギリスがEU圏から早く抜け出したいのも、そんな自己保全。
トランプ再選まで、来年後半まで続くと思われていた金融経済のニセ景気作り、徐々に行き詰まりつつある。
銀行間の資金の移動が急ブレーキがかかってるということだ。
さ、秋らしくなったと想えば、もう冬だ。