オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

銀座の周旋屋の笑えるよもやま話

2018-09-28 10:40:45 | 身体障害者

 

 銀座や青山という街は、日本の政治や経済やなんだかんだがいっさい関係の無い場所でもある。

 淡々と日が過ぎて、淡々と終わって、また淡々と始まってる繰り返し、始まりも終わりも、無い。

 いなくなった人のことはナニもなかったと忘れ、新しい人のことも別にとりたてて興味もない。

 淡々と時間が過ぎ、淡々と終わり、淡々と始まっている・・・2代目、3代目、もっと古い商売人たちが去って行くときも淡々とアッと言う間だし、すぐに別の商売人がそこで店を開くのもアッと言う間のことだ。

 何事もなかったかのようでもあるし、何事も最初から無いかのようでもある。

 商売とは顧客との体温の触れ合いでもあるが、やってる商売には血は通ってはいない。

 それが原則でもあり、幻想や亡霊はナニも無い。

 この30年、当社のまわりは当社のやった大規模な地上げや区による再開発で目まぐるしく賑やかになっているけんども、当社のまえにあった京橋小学校や、10年以上もその隣の京橋公園に棲みついて毎朝と毎夜に公園を掃除しておったホームレスのことを語るものはいなくなったし、ナニゴトも無かったかのようでもある。

 すべてがゼニカネ勘定だからと言う訳でもなく、それが人間社会の掟でもある。

 無駄な感傷や夢などは無い。

 だから俺も、じきに淡々と居なくなる。

 それで良いのだと想っている。

 俺が残るとすれば子供たちの血の中と、関わり合った人たちの胸の中にしかなく、あとは墓標なんて朽ちて三代で忘れ去られる、そんなもんさ。

 それ以上のことがあるかのような嘘は、余計なお世話だ。

 

 国連での日本国総理大臣の演説時には、空席が目立っておったし、座っておっても皆雑談して聞いてなかった。

 その演説の様子を映像で流すのは日本のチンドン屋だけで、しょせんは金出して買ってるから、無責任なことよ。

 自画自賛、島国の政治家のレベルが、与野党ともに国内向け興行でしかなく、世界中で売ってる世界地図を見てみると、日本の国土が変な形になってるものは多い。

 自分たちだけで偉そうにその気になってるだけで、自意識過剰なゴキブリ、たいして害はないが薄気味悪い連中、国民にもそんなのが多いがね。

 アメリカの奴隷国家日本、今回の安倍・トランプ会談でもロクな話はなかったろう。

 せいぜいたんまりと兵器でも買わされて、現ナマも貢がされて、挙句に捨てられる茶坊主のよう。

 日米の貿易協議を開始することに合意した・・・って、開始してないのか? 意味わからん逃げ口上。

 世界の先進国では、政治が興行になって、真剣になればなるほど笑いを誘うようになってる。

 トランプの最大の功績はこれだろう。

 大きな戦争はもう起こらない、30年前の不動産バブル崩壊時にそのど真ん中で謳歌しておった俺は確信した。

 人類の生態はパロディだ。

 これ、本当。

 だからそれ以降、俺は自分の好きなように自由自在に遊び呆けて生きて来てる。

 これ、真理。

 

 その頃から、通夜や葬式に出掛けても、俺は笑っているようになった。

 身内の葬儀でも、笑って・・・ごくろうさん・・・だ。

 泣いたり悔んだり感情を取り乱してるのを見ても、な~んも思わん。

 あんた死んでから泣いたり悔むくらいなら、生きてる時に精一杯関わり合っておけよ! そればかり。

 自己弁護と自意識過剰と自画自賛、それは現代社会のパロディだろう。

 

 ・・・妻がなくなってから、なんか楽しみがなくなってね~

 ・・・とっとと他に女を作りゃ~エエがな

 こういうことばかり平然と言い放って居ると、俺のような扱いになる。

 ・・・ひとり息子が亡くなってからは、毎日そのことを忘れたことはない

 ・・・次の子をたくさん作りゃ~エエがな

 そういうことばかり笑って言い放って居ると、俺のような扱いになる。

 人生一度、しょせんは独り、これは原始時代からの人類の道理だ。

 そうでないものは、根拠のない甘ったれた幻想、それを芸術と抜かして居った時代も、もうそろそろ終わりだ。

 40年前に俺が奇人扱いされても言い放っておったことが、今では普通になりつつある。

 そういう人間社会の経過を見て居ると、ますます俺は自信満々に奇人化・珍人化してゆくんだわさ。

 ロクでもね~のばっか、開いた口が塞がらない、それを見てる周囲の人間はみなクスクス笑ってやがる。

 ・・・オメ~らだってわかってね~んだよ、ボケなすびが

 振り返って怒鳴ると・・・ハイ・ハイ・ハイ・・・。



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