子供にとって田舎程環境の良い所は無い。
だから父親が勝手に移住を決断しても子供は幸せだ!!
っと親父は思うしまたマスコミもこの手の論調を述べる。
しかしそうとも限らないぞ。
子供には子供のコミュニティーが存在するのに全てが親に帰属すると考えるの間違いだ。
何カ所かでそんな子供たちを見てきた。
八ヶ岳方面に移住した親子、兄は中学3年生。
いきなり森の中の一軒家での暮らしとなったが友達はいないし、学校は遠いし、同じ年ごろの子供も少ない。
親父は田舎暮らしを満喫、家の普請や山歩きを多いに楽しんでいる。
しかし、孤独になった長男は一人暗い顔をしていた。
可哀そうだなと感じたが彼は今どうしているんだろう…
テレビじゃあ小さな兄弟が自然の中で野生児の如く駆け巡る映像ばかりが出て来るが現実はそうでもないんだよ。
「こんな所嫌だ…帰りたい」
そういう子供達の声は全く消されてしまうんだ。