オオタカ 学名・Accipiter gentilis 英名・Northern Goshawk
オオタカの子育ては順調に進み,2羽のヒナが無事巣立ちました.そしてこの投稿が最終回です.
7月5日,観察開始時,巣の上には2羽のヒナが立ち上がっていました.褐色の幼羽が伸び,白い綿羽は見えません.暗色だった虹彩も明るい色に変わっていました.観察を開始して程なく,親鳥が巣に餌を運んできましたが,すぐに飛び去ってしまいました.巣に餌が残されたかと思ったのですが,ヒナが餌を食べる様子はありません.親鳥はそのまま餌を持ち去ったようです.観察場所から程近い松の木の太い横枝に雌の姿を見つけました.足の下には,餌があります.雌は,餌を持って巣に入り,ヒナに与えました.
オオタカの巣の観察は,通常は1時間から2時間,長くて3時間を限度にしてきました.ヒナへの影響を極力少なくするためです.それでも,ほとんど毎回,餌運びを観察できました.狩りの上手なペアです.
オオタカ ヒナ.巣で待つ2羽のヒナ.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 親鳥とヒナ.親鳥が巣にやってきました.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ ヒナ.親鳥はすぐに飛び去ってしまいました.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ ヒナ.残されたヒナ.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 雌.餌を足に持つ雌.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 雌とヒナ.餌をヒナに与えます.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 雌.巣から飛び出す雌.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
7月10日,巣の上には1羽のヒナの姿しか見えません.そして,巣のすぐ側の枝に1羽の姿,巣立っていました.ようやく巣立ちです.何とか残った1羽の巣立ちに立ち会いたく,観察を続けましたが,巣から飛び出す勇気が出ないようです.そうこうするうちに,観察場所の近くでカワラヒワ,ヒヨドリ,シジュウカラなどが鳴き騒ぎます.オオタカの雄にモビングしています.雄は瞬きもせず,巣の方向を見つめています.子供たちの巣立ちを見守っていたのです.僕の注意も雄に向かいます.一瞬の間でした.その間にもう1羽の巣立ちが行われました.僕は,巣立ちに立ち会うことができませんでした.
オオタカ 巣の上のヒナ.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
オオタカ.巣立ちビナ.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
オオタカ 雄.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
オオタカ 巣立ちビナ.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
7月17日,オオタカの巣のある林で,ヒナの声が聞こえました.巣から50メートルほど離れた松の枝に1羽の巣立ちビナの姿がありました.レンズを向けるとすぐに飛び立ち,林の中を移動して行きました.もう1羽の巣立ちビナの鳴き声も聞こえました.どうやら,無事に育っているようです.この日を最後に,巣立ちビナの鳴き声は聞けても姿を見ることはできませんでした.僕もあえて探そうとはしませんでした.元気でいてくれればそれでよいのです.今年のオオタカの子育ての観察は終わりました.
オオタカ 巣立ちビナ.
撮影日時 2015.07.17 撮影場所 新潟県
オオタカの子育てを5回にわたって紹介しました.何度も書きましたが,この記事がオオタカ保護の一助になれば幸です.今年の観察を反省し,来年の観察に結び付けたいと思っています.そして,僕自身がオオタカ保護のために何ができるか考え続けたいと決意しています.
この投稿の文章,画像について,無断使用,転載等を堅く禁じます.
オオタカの子育ては順調に進み,2羽のヒナが無事巣立ちました.そしてこの投稿が最終回です.
7月5日,観察開始時,巣の上には2羽のヒナが立ち上がっていました.褐色の幼羽が伸び,白い綿羽は見えません.暗色だった虹彩も明るい色に変わっていました.観察を開始して程なく,親鳥が巣に餌を運んできましたが,すぐに飛び去ってしまいました.巣に餌が残されたかと思ったのですが,ヒナが餌を食べる様子はありません.親鳥はそのまま餌を持ち去ったようです.観察場所から程近い松の木の太い横枝に雌の姿を見つけました.足の下には,餌があります.雌は,餌を持って巣に入り,ヒナに与えました.
オオタカの巣の観察は,通常は1時間から2時間,長くて3時間を限度にしてきました.ヒナへの影響を極力少なくするためです.それでも,ほとんど毎回,餌運びを観察できました.狩りの上手なペアです.
オオタカ ヒナ.巣で待つ2羽のヒナ.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 親鳥とヒナ.親鳥が巣にやってきました.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ ヒナ.親鳥はすぐに飛び去ってしまいました.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ ヒナ.残されたヒナ.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 雌.餌を足に持つ雌.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 雌とヒナ.餌をヒナに与えます.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
オオタカ 雌.巣から飛び出す雌.
撮影日時 2015.07.05 撮影場所 新潟県
7月10日,巣の上には1羽のヒナの姿しか見えません.そして,巣のすぐ側の枝に1羽の姿,巣立っていました.ようやく巣立ちです.何とか残った1羽の巣立ちに立ち会いたく,観察を続けましたが,巣から飛び出す勇気が出ないようです.そうこうするうちに,観察場所の近くでカワラヒワ,ヒヨドリ,シジュウカラなどが鳴き騒ぎます.オオタカの雄にモビングしています.雄は瞬きもせず,巣の方向を見つめています.子供たちの巣立ちを見守っていたのです.僕の注意も雄に向かいます.一瞬の間でした.その間にもう1羽の巣立ちが行われました.僕は,巣立ちに立ち会うことができませんでした.
オオタカ 巣の上のヒナ.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
オオタカ.巣立ちビナ.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
オオタカ 雄.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
オオタカ 巣立ちビナ.
撮影日時 2015.07.10 撮影場所 新潟県
7月17日,オオタカの巣のある林で,ヒナの声が聞こえました.巣から50メートルほど離れた松の枝に1羽の巣立ちビナの姿がありました.レンズを向けるとすぐに飛び立ち,林の中を移動して行きました.もう1羽の巣立ちビナの鳴き声も聞こえました.どうやら,無事に育っているようです.この日を最後に,巣立ちビナの鳴き声は聞けても姿を見ることはできませんでした.僕もあえて探そうとはしませんでした.元気でいてくれればそれでよいのです.今年のオオタカの子育ての観察は終わりました.
オオタカ 巣立ちビナ.
撮影日時 2015.07.17 撮影場所 新潟県
オオタカの子育てを5回にわたって紹介しました.何度も書きましたが,この記事がオオタカ保護の一助になれば幸です.今年の観察を反省し,来年の観察に結び付けたいと思っています.そして,僕自身がオオタカ保護のために何ができるか考え続けたいと決意しています.
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