新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

冬鳥がやってきました ジョウビタキなど 

2015-10-14 16:52:21 | 冬鳥
 今朝(10月14日),海岸の松林で冬鳥の渡来を確認しました.ジョウビタキ,ツグミ,シメです.これからどんどん寒さが増していきます.外に出るのも嫌になるのですが,その気持ちを振り払い,林へと誘ってくれる小鳥たちです.

ジョウビタキ 雌.
撮影日時 2015.10.14 撮影場所 新潟県新潟市


ツグミ.
撮影日時 2015.10.14 撮影場所 新潟県新潟市


シメ.喉の黒斑が不鮮明で,幼鳥のようです.
撮影日時 2015.10.14 撮影場所 新潟県新潟市


 一方で,南に帰るサメビタキにも逢うことができました.今年はなかなか逢うことができず,どうしたのかと心配していたのですが,いつもの場所で待っていてくれました.数分足らずの再会後,サヨナラも言わずに旅立っていきました.

サメビタキ.
撮影日時 2015.10.14 撮影場所 新潟県新潟市


サメビタキ.
撮影日時 2015.10.14 撮影場所 新潟県新潟市

オグロシギ 雄・幼鳥 

2015-10-14 05:44:23 | シギ科
 オグロシギ 学名・Limosa limosa 英名・Black-tailed Godwit

 シギの仲間には,雌雄で大きさの違う種がいくつかあります.特に顕著なのがエリマキシギで,雄が雌よりも大きく,その差は違う種かと思うくらいです.その反対に,雌の方が雄よりも大きい種にオグロシギ,オオソリハシシギがいます.しかし,その差はエリマキシギよりもずっと小さいようです.

 この日(9月12日),1羽の大形のシギが舞い降りました.オグロシギでした.先に飛来していたオグロシギとあわせ2羽となり,大きさ等を比較することができました.2羽のオグロシギが並ぶと明らかにこの日到着した方の体が小さく,雄と判断しました.

 雄は,雌よりも全体的に体が小さく,嘴,頭長,胴長が短く見え,コンパクトな印象を受けました.特に,目先から嘴の付け根までの長さが雌より短く,顔が引き締まって見えました.色彩は,当初,雄が雌よりも背の褐色味が強いと感じたのですが,観察を続けるにつれて色での識別は困難と思うようになりました.行動を見ていると,雄が雌を攻撃する場面が数回観察されました.また,雄がオオソリハシシギに向かって突進するのも見ることができました.

 今回観察できたのは,2個体だけでした.その比較で,雌雄の識別を述べることは適切ではないでしょう.僕が受けた「感じ」と受け取ってください.僕自身,1羽だけのオグロシギ幼鳥を見て雌雄を識別する自信はありません.複数個体の大きさや特徴を比較,検討するしかないと思います.

オグロシギ 雄・幼鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雄・幼鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雄・幼鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 手前が雄・幼鳥.後ろが雌・幼鳥.雄の方が明らかに小さく,嘴,胴体が短く見えます.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雌・幼鳥を攻撃する雄・幼鳥.飛び上がって避ける雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雄・幼鳥.雌よりも嘴,頭長,胴体が短く見え,コンパクトな感じがします.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市