コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

人種差別についてゴトビさんが熱く語ってくれました。

2014-03-24 23:06:28 | 清水エスパルス
昨日のVSレッズ戦後の記者会見で試合の話をする前に人種差別についてゴトビさんが語ってくれました。

「まずは何が起こったか話さなければならない。人種差別は社会の病気だ。世代にうつり、親から子供へ伝染する。我々には美しいゲームがある。この美しいゲームには色がない。だが(ゲームを作る人々によって)豊かな色になる。スタジアムに誰もいないと魂がかけているようだ」

「この埼玉スタジアムで鳥栖との試合で事件はおきた。サッカーから差別をなくしていかなければならない。人と人の違いがあるからこそ、世界は美しい。私がサッカーを始めたころボールは白と黒だった。今は様々な色で彩られている」

「エスパルスには9カ国の人がいる。日本に来て3年。2011年には東日本大震災があった。その時、日本は世界と団結した。それが日本の力だ。私は日本と日本人を愛している。日本人の優しさは日本の顔だ」

「もし(差別関して)無知な人がいるなら教えていきましょう。いろんな色があることを」

「さて、今日の試合は楽しむことができなかった。サポーターがいなかったからだ。声援がなかった。美しいオレンジと赤の戦いにならなかったのは、サポーターから得られるエネルギーがなかったからだ。無観客試合は今日で最後にしたい。みんなでひとつになりましょう」

なんと心打たれるコメントでしょう。
ゴトビさんは采配はともかく人間性は素晴らしい人だと思います。島国の日本にとって異民族との共生の仕方はとっても不得手な部分であり人種差別についてはデリカシーに欠ける民族であるという事をさらけ出してしまった事件ではないかと思います。

昨日のレッズ戦をテレビで見ていてとっても悲しい気持ちのなりました。ゴールを決めても歓声が沸く訳でもないし、ただそこでサッカーの試合が行われているだけでした。
一番辛いのは選手達だったのではないでしょうか。ゴトビさんが言うように無観客試合という悲しい出来事は今日が最後にしてもらいたいし、日本人として人種差別という問題に対してもう一度向き合って考えるべきではないかと感じた昨日でした。