平成24年3月11日(日) ヒクタ峰
昨年一人で登ったヒクタ峰に、Sさん、TNさん、Mさん、TGさん、Jさんと私の6名で登ってきた。登山口ではすでにクルマが2台、準備中にも1台到着し、快晴のヒクタ峰は賑やかな山となっていた。
構成は、スキー3名とスノーシュー3名、スキーには適さない斜面であることは分かっていたが、練習も兼ねてスキーで山頂を目指した。尾根に取りついていきなりの急登は、登りの辛さよりも下りの心配が頭をよぎる。途中、定天の勇壮な山容を眺めながら、キックターンを繰り返し山頂までたどり着くことができた。
今回は第Ⅲ岩峰を目指すため、シュリンゲやザイルを用意してきた。岩峰までの細尾根も気持ち悪いが、そこからの登りももっと気持ちが悪い。足を滑らせると50メートル以上は滑落するだろう箇所を通過し第Ⅲ岩峰に全員登頂した。下りは安全のためザイルで確保して降りた。

(ユザワヤで購入した布で自作したルート布)
再び標識のあるところに戻りテントを張って山頂でゆったりとした時間を過ごし、2時過ぎに下山を開始した。途中でシールを外し873Pをトラバースした。斜面はクラスト化しスピードコントロールに難儀したが、唯一助かることは転倒しても雪に埋もれないことだ。しかし、最後の急斜面はスキーを抱えて降りた。斜面との格闘中に知らぬ間に14時46分は過ぎていた。
月曜日の朝は2日分の負担が足にきていた。
〔コースタイム〕
登山口 8:20
873P 10:30
山頂 11:40
第Ⅲ岩峰 12:10
(談話タイム)
山頂 14:00
登山口 15:33