遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

札幌岳

2013年05月13日 | 登山:札幌近郊
平成25年5月12日(日) 札幌岳

最初に行こうと思ったときはスノーシューのつもりだったが、メンバを募集しているうちにスキーで行くことになった。
登山口はまったく雪がなく、スキーを担いだシートラ姿は、同じ頃にきていた他の登山者の方々からは不思議な光景に写っていたようだ。しかし、今シーズンは雪が多く、林道横断のかなり手前からすべてスキーで行動することができた。

林道までは何回か川を渡渉するが、最初の渡渉地点では、かなりの水量の中不安定な潅木の上をバランスをとりながらヒヤヒヤで渡った。先行していた女性3人パーティの方々はこの渡渉地点で諦めて下山していった。そして更にもう一箇所の渡渉を終えてスキーを装着した。その後の渡渉はスキーを履いてなんとかスノーブリッジで渡ることができた。

林道を横断して更に進むとだんだん狭い沢となり、右に左にと歩きやすい側を選びながら進んでいき冷水小屋に到着する。冷水小屋からの夏道コースには踏み跡があったものの、やはりこの時期に夏道を行く人は少ない。小屋から先の沢は、水流の音が聞こえるがしっかりと雪で覆われていた。

途中で北広島高校ワンゲル部のパーティとすれ違いながら、だんだんと緩くなる斜面を進んでいくといきなり岩が露出している山頂部に到着した。ガスで覆われて見晴らしはまったくだったが、山頂は風もなくポカポカする暖かい陽気に包まれていた。
後から到着した2名の登山者を残して我々はスキーで下山、傾斜の緩いザラメ雪のゲレンデを楽しんだ。

その途中に事件が起こった。顔にかかった小枝でメガネが外れてしまった。ところがメガネはどこに飛んだのか見つからない。同行メンバも参加してもらって20分以上探索しても見つからない。ほとんど諦めかけた時に、スキーを外した箇所の真下に落ちていたメガネを発見した。登山靴で踏んづけ図けられるられる一歩手前の状態だった。みんなに迷惑をかけたなと気持ちで一杯で下山した。

そしてまた第2の事件、安全を考えてスキーを抱えてゴルジュを歩いて下降していたときに足をとられて転倒、そのはずみでスキーが上唇に落下して負傷した。外から見るとたいしたことないように見えるが口の中がかなり切れていた。当たり所が悪ければ大事に至っていてもおかしくない状況である。その後も、川べりを歩いていてなんでもないところでバランスをくずすなど、何かに祟られたような日であった。



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