般若心経

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2017-07-19 | Weblog
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日野原重明さん逝去

 昨日、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが亡くなられました。
日野原さんは朝日新聞の土曜日版に毎週「105歳 私の証・あるがまゝ行く」と題したコラムを寄せておられました。始まりはいつだったかはっきりとは覚えていませんが、確か90歳代半ばだったと思います。それが100歳を超え今は「105歳・・・」になり、ずっとコラムは続いていました。
ところが今月8日付コラムの最後に「次回は樋口陽一さんのコラムです」、この15日の樋口陽一さんのコラムの最後には「次回は浜美枝さんのコラムです」と記されていました。
 私がいつも日野原さんのコラムを読んで感じていたのは『いのちの大切さ』ということです。100歳を過ぎても小学校に出かけて授業を行い、子供たちに『いのちのメッセージ』を伝えていました。戦争を経験し、人間ドック、終末期医療、ホスピスの普及に多大の功績を残された先生ならではのお話でした。いつも『生きているということは使える時間を持っているということ』だと話されていました。
 また100歳を過ぎてもなおあらゆることに対して学びの心を持っておられたことはすばらしいことだと思います。
今年2月4日のコラムに賀川豊彦さんのことを書かれていました。賀川さんは日野原さんより20歳ほど上の人です。クリスチャンで社会活動家であり、日野原さんとも親交があったそうです。
四国八十八ヵ所徳島県一番札所霊山寺の近くに賀川豊彦記念館があります。以前、巡拝の途中で見学したことがあり賀川さんのことは少しですが知っていました。
そのような訳でその時のコラムのコピーを取っていました。その最後の部分です。

 『私たちは先生から託された平和への思いを受け継いでいくために、いま一度、賀川先生の偉業について学び直さなければならないことを痛感したのでした』