般若心経

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般若心経

2017-09-13 | Weblog
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ロコモ対策に挑戦

 最初は4本足、次に2本足、そのあと3本足になる生き物はなぁに。答えは人間。ハイハイで4本、歩いて2本、年をとって杖を使うので3本。ピラミッドの時代からあるなぞなぞだそうです。年をとれば杖をつく、古今東西を問わず世の習いでしょうか。
 私はまだ杖に頼り切るわけではありませんが、お遍路で歩くときや山に登るときは杖を使っています。お遍路のときは金剛杖、山のときはストックで異なるものの、いずれも歩くリズムをとったり、急な登り坂下り坂で体のバランスをとるために大変役に立っています。
 先日五岳山に登ったとき「今日はストックを使わずに登ってみよう」と思いました。
といいますのは、このところテレビの番組で高齢者のロコモティブシンドローム(運動器症候群)、高齢者のフレイル機能低下(虚弱)、運動神経の衰退、寝たきりなどたて続けに放送されていました。いずれも加齢による運動機能の低下が原因だそうです。放送を見ていつも杖を使っていれば、体のバランス能力が低下しているのではないだろうかと考えたわけです。
 さてその結果は、まず駅から登山口までの平地3キロほどのコース。
歩くリズムが取れない、右手が手持無沙汰の感はありますが、いつものペースで到着。
ここから急な登り道、下り道が続きます。いつもと勝手が違います。体のバランスがとれません。考えてみれば、今までは杖を使って3点で支持してうち2点は接地していたのが、2点支持の1点接地になるので無理もありません。滑らないかと少し恐怖心も出てきます。杖の代わりに木や草をつかみ登り下り。木や草が手に届かない坂道では膝頭を手で押さえつけて登るありさま。いつもと違う体勢のためでしょうか足に疲れも感じます。
スピードもかなり落ち、出釈迦寺本坊の登り坂では後から登ってくる人にどんどん抜かれ、なかには小学生もいます。
いかに杖に頼っていたかがよく分かりました。
 我拝師山を下った大坂峠で断念。ストックを使うことにしました。
いつものペースが戻ったものの善通寺にはいつもより小1時間遅れで到着しました。

 ロコモに挑戦というかロコモの検査だったかもしれません。

【検査結果】
体がもうすでに3本足に慣れてしまっているようです。
できれば、これ以上バランス能力の低下が進まないように
今後の生活に十分注意しましょう。