大発見か
一昨日、近くの山の上に祀られている箸蔵様へお参りした時のことです。明治21年建立とあるその場所は今でこそ側に観光道路が走っていますが、道路がなかった50年ほど前までは、それこそ人里離れた辺鄙な場所でした。山道を登りながらどうしてこのような場所にお祀りしたのだろうか、朝な夕なちょっとお参りしてこようかと言えるような場所ではないのです。
そこでふと思ったのですが、地図で見ると徳島県池田町の箸蔵寺の真北にこの箸蔵様は位置するのではないだろうか。確かにスマホで見ると真南に池田町の箸蔵寺があるようです。
この箸蔵様の真南に箸蔵寺があるとすれば近世の大発見?ではないでしょうか。心、少しどきどき。
急いで帰宅し、パソコンで確認しました。両点の経度が同じならば真南、真北の関係にあります。しかし、残念ながら結果は差が3分ほどありました。
それならば磁北ではどうだろうか。計算してみると、箸蔵寺は真北より173度54分の方向になります。磁石の偏角が6~7度ですから、磁北から見れば、ちょうど真南ということになります。わが邑の箸蔵様から見て磁針の南の先に本社箸蔵寺が鎮座ましましていることになります。
ややこじつけになったかもしれませんが、短時間わくわくするひとときを味わいました。

ちなみにこの箸蔵様の近くにあります観音様は朝日観音、またお稲荷様は朝日稲荷と呼ばれいずれも真東を向いているという話です。