レトロカルチャー
レトロカルチャーをご存知ですか。少し前、テレビ「世界一受けたい授業」で放送していました。2~3年前から若者の間でレトロがブーム、それも昭和の時代のグッズに人気が集まっているそうです。
模様のプリントされたグラス、写ルンです、古い自動販売機などなつかしい品々がとりあげられていました。新しいものがどんどん作られて便利になっているなかで、あえて不便なものに新鮮さを見いだし新旧のギャップに楽しさを味わおうというものです。お年寄りが昔を懐かしむ懐古イズムとはちょっと違うようです。
その中でカセットテープがレトロとして取り上げられていました。
スマホなどのミュージックプレーヤーに比べてカセットテープは選曲が面倒だし、曲数も極端に少ない。やはり不便だと思うのですが、その手間がおもしろいのでしょう。
折しも昨日、孫に貸していた50本余りの「おはなしでてこい」のカセットテープが返されてきました。渡したのは1年ほど前なのですが、2週間ほど前にカセットプレーヤが壊れたので代わりのラジカセを貸し、ついでに使わなくなっていたポータブルカーナビに「おはなしでてこい」を入れて渡していました。やはりいちいちテープを入れたり出したりするよりか、カーナビの画面でポンポンと操作する方が簡単なのでしょう。
若者といっても保育園児にはレトロカルチャーは縁がないようです。
なお、わが家の物置には50年ほど前に録りためた100本以上の落語のカセットテープや数十本のオープンリールがあります。
いつか縁側でのんびりと日向ぼっこをしながら一本ずつ聞きたいと思っているのですが、それはレトロカルチャーではなく、懐古イズムかもしれません。
昨日は暦の上では処暑
処暑は暑さが止むと言う意味。暦便覧には「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」とあります。しかし、まだまだ暑さは続きそうです。
