「ブッダ 100の言葉」
仕事で家庭で、毎日をおだやかに過ごす心得
(佐々木 閑 訳・監修 宝島社 2015/11/20 p.223)
円覚寺横田南嶺管長のお話にありましたので、図書館で借りました。
はじめに より
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ブッダという人は、世にも変わった宗教家である。・・祈祷や呪文‥そういう超常現象的活動を、愚かなまやかしとして嫌ったのである。
ブッダが創設した仏教という宗教の基本は何か。それは、自分の努力によって自己を改造することで、さまざまな苦しみにも動じない絶対の安穏状態を実現せよという主張、もっと端的に言えば「自分を変えることによって苦しみを消す」という教えである。
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人は誰でも自分を真ん中に置いて世界を見ている。それを否定して「自己中心ではない世界観」を作れとブッタは言う。
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本書はブッダの教えにもっとも近いといわれる「ダンマパダ」や「スッタニパータ」から100の言葉を選出しブッダの教えをわかりやすく解説しています。
目次
第1章 自己を鍛える
第2章 心への配慮
第3章 執着と煩悩
第4章 生死を見つめる
第5章 幸福とは何か
第6章 真理の道へ
最後の教え
諸々のことがらは過ぎ去っていく。
怠ることなく修行を完成せよ。
見開きで1項目、右側にブッダの言葉、左側に解説とともにインドやスリランカ、タイなどの仏像、仏画の写真が掲載されています。