「eスポーツはじめて事典1 eスポーツって、なに?」
(筧 誠一郎著 文溪堂 2020/10/1 p.47)
著者筧 誠一郎さんは中央大学教授、東京都eスポーツ連合会長、日本eスポーツ学会理事長です。
最近 eスポーツという言葉をよく聞きます。
先日テレビで来春、岡山の専門学校に中四国で初めてのeスポーツ専門学科が開設されると放送していました。このニュースによるとeスポーツ競技人口は世界で1億人を超え、国内では260人のプロ選手が活躍しているそうです。来年9月、中国・杭州で開催される第19回アジア競技大会では、eスポーツが初めて正式種目として実施されることが決定、世界規模のスポーツ大会で、eスポーツが当たり前になる日も近いと報じていました。
eスポーツといえば、20年ほど前の現役時代のこと、広島で中国地方の各支店が集まりeスポーツの大会が催されました。その頃はeスポーツという言葉自体耳にすることはなく、テレビゲームを大画面でやるものとの認識しかなく、なんと物好きなことをやるものだと思っていました。
しかし、eスポーツは今や遊びの域をこえて、課題の発見、問題解決能力を育て、豊かな人間関係を築くことのできるまさにスポーツそのものとして確固たる地位を占めており、世界の成長産業としても注目されています。今になって昔、eスポーツの競技大会を開催した当時の上層部の見識に敬意をはらう思いです。
私はテレビゲームはスーパーマリオの時代までは、手にしていましたが、その後はたまにパソコンに組み込まれているぷよぷよとかテトリス、トランプを並べるソリティアなどをした覚えがあるだけです。
現在では当時とは比べものにならない高度なゲームになっています。社会の流れについていこうと図書館で本を借りてみました。
eスポーツの歴史、競技、ツールなどについて紹介しています。
ところでeスポーツはテレビゲームに始まります。このテレビゲームのクラシック版というか原始版がアメリカの大学生が考案したピンポンゲームです。テレビの画面で玉を打ち合うという単純なものです。
40年以上前のことになりますが、このゲームを作りました。物置を探してみるとありました。
任天堂スイッチに比べればなんと大きいこと、これでも当時は子供たちが夢中になって遊んでいました。
時代の急激な変化を感じますが、これが今の普通の流れかもしれません。