不覚にも
昨日のことです。坂道を自転車で登っていました。あと少し、もう少し、もう少し登ったら自転車を降りて歩こうとペダルを踏み込んでいました。力尽き、さて歩道の境のブロックの上に降りようと、左足をブロックの上に降ろそうとしたところ、つるんと踏み外しブロックの反対側に足が落ち、バランスを崩し歩道側に自転車と共に転がり込んでしまいました。左の膝頭を打ちつけてズキンと痛みます。しかしその前に、誰かに見られてはいないだろうか、路面に降りればいいものを、いい年をしてブロックの上に降りようなどと子供のような真似をして、と恥ずかしさが先に立ち、急いで立ち上がりました。幸い周りにはだれもいなかったようで、何事もなかったようなふりをしてその場を立ち去りました。
自転車を押して坂道を登りながら、先日の健康診断の問診票にあった「この1年間に転んだことがありますか」という項目を思い出しました。また高齢者が寝たきりになる原因は脳卒中、認知症に続いて転倒が第3番目にあげられていると先月、公開講座で聞いたことを思い出しました。そろそろ注意しなければならない年になっているのだろうか、後悔の念、しきり。
さてそれからのことです。家に帰ってスボンをめくると下着が血で真っ赤、肌に張り付いています。水で濡らして下着をとると膝小僧を擦りむいていました。傷口を消毒しガーゼでも当てておこうと薬入れを探すと、傷あてパットというカットバンの大きなようなものがありました。これはちょうどいいと傷口に貼り付けたのですが、すぐに剥がれます。入っていた袋を見ると『品質保持期限2001.7』。なるほど、書かれていることに間違いはありません。先日、塗り薬、飲み薬について使用期限を調べて整理したところですが、ガーゼとか包帯などの類については期限はないものと思っていました。.
6枚入りと書かれている袋に5枚残っていました。ですから購入して20年以上このパットを使うようなケガがなかったということです。
いままでの無事を感謝するとともに、今後のために新しいパットを買っておこうか、思案中です。