植物の香りは体に良い

植物の香りが体に良い事は古くから知られているが、植物の成分が香りとして
大気中に飛んでいる状態で、体にどのような影響を及ぼすのか？については、
いままで不明な点が多かった。

昨今森林浴が盛んになり、その効果について人々の関心が寄せられるようになって
くるとともに、香りの体への影響の実証例も増え、その効果が明らかになってきた。

まず、木の香りのかすかに匂う部屋で眠ると、疲労回復が早く翌日の仕事のミスが
減少する事が分かっています。

また、木の香りのもとでは、緊張時に現れる精神性の発汗が減少し、指先の血流量
も増え、手先の温度が上がって冷えが治まり、緊張で高まっていた脈拍数が減少し
安定化することも明らかにされています。

これは、木の香りが、安らいだ状態を作り出す、副交感神経系の働きを活発にする
事によります。

最近ではオフィスや会議室などで、ストレスを和らげ、仕事の効率を向上させる目的
で、人工的に植物の香りを発生させる機械を使っているところも増えているらしい。。

例えば、レモンやラベンダー、ジャスミン系の３種の香りをパソコンのオペレーター
が働いている部屋に流してみると、入力ミスが減少したという結果もあります。

私も柑橘系の香りやミント系の香りが好きなので、レモンや蜜柑、ハーブのクール
ミント等を育てて、庭に出るたび爽やかな香りを楽しんでいる。

庭先で咲いたミカンの花。


ハルジオンの花にきた、アオスジアゲハ。