庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

空気をきれいにする樹木

2015-05-09 18:05:35 | 日記・エッセイ・コラム
車道に隣接する林や森では奥に入るに従って、自動車の排気ガスが少なくなるのは
当然だが、樹木の葉が排気ガスを吸収する働きによって減少する度合いが大きい。

特に林縁が潅木やツタで覆われている林では、浄化能力が高い。

一般に、道路から50m奥の林の中では排気ガスが道路の1/5に減少し、さら
に奥に入れば、排気ガスはほとんどなくなってしまうと言われます。

大気を浄化して、きれいな空気をつくってくれる有り難い樹木ですが、その能力
には限界があり、木の葉のフェルターも排気ガス等の汚染物質を吸いすぎると、
目詰まりを起こして、その機能を失ってしまう。

ポプラやケヤキなど、冬に葉を落とす広葉樹が、春や夏など季節外れに葉を落とす
場合は、汚染物質を吸いすぎたためで木にとっては危険信号だそうです。

樹木に健全な働きをしてもらうためにも、私たち人間側が少しでも汚染物質を出さ
ない様、減らしていく努力が必要だと思う・・・

ハコネウツギの花。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする