一夜かぎりの夏の夜の夢、白く美しい幻想的な月下美人の花が咲いた!
月下美人は夜に咲く花の代表格で、美人の花として有名です、花は夕方から咲き
始めても、夜中に満開になり、朝までにはしぼんでしまいます。。
その花の美しさも、わずか数時間で消え失せてしまいます、まさに美人薄明を地で
いっているような花ですね・・・
それゆえ、「美人薄命」という言葉は、月下美人から由来しているともいわれています。
夕方になって、少しずつ花が咲き始めると、あまくてつよいかおりを放ち、あたり一面に、
たいへん心地よい優雅で甘い香りを漂わせます。。
月下美人の花の名前の由来ですが、大正12年、昭和天皇が皇太子だった頃、台湾へ
おとずれた際に、この月下美人におもわず目をとめ、当時の台湾駐在大使の田氏に、
花の名前を、たずねられたそうです。
その際、田氏は、花の特徴を知っていたのか知らなかったのか、とっさに「月下美人」で
すと答えてしまったそうです。。
その、「一夜かぎりの月の下に咲く、美人のようなきれいな花」って、まさしくそのものず
ばりの表現ですが・・・その後この詩的な表現の名前が、一般に定着したのだそうです。。
月下美人の花は、まさに一夜かぎりの夏の夜の夢のような、幻想的で美しく魅力的な
花だと思う。。。
月下美人の花。