夏を代表するヒマワリの花の名前は、太陽の向きに首を回す不思議な花ということで付け
られたと言われていますが、本当に太陽の向きに首を回しているのでしょうか?
実際にヒマワリの花がたくさん咲いているところで、花がどちらの方向を向いてさいているの
か?を調べてみると、北を向いている花はありませんが、東、南、西などばらばらな方向を向
いて咲いています。
どちらかといえば、太陽が照っている南の方を向いた花が一番多いようです。。。
ただ、つぼみができ始めたころのヒマワリは、茎(くき)の先の部分が、太陽を追いかけて、
朝は東、夕方は西と、とてもよく動きます。
これは、ヒマワリの若い茎が、よく育っているからで、太陽の光の当たる反対側の茎が、光の
当たる方の茎よりも、よくのびるために、太陽に向かって曲がってしまうのです。
ほかの植物でも、太陽を追いかけて若い茎が動くものはたくさんありますが、ヒマワリの花は、
ほかの花にくらべて大きく目立つため、特別にヒマワリだけが太陽を追いかけるように思える
のでしょうね!
この動きは、つぼみの期間の成長期だけの現象で、花が咲くと動かなくなるので咲いた時点
で向いていた方向を向いたままになります・・・
と言うことは・・・ 東向きに咲いている花は朝咲いた花、南向きの花は日中咲いた花、西向き
の花は夕方咲いた花だと言えますね!。。。
ひまわり畑 (横浜上大岡大賀の郷にて、昨年撮影したもの)