庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「虫時雨」(むししぐれ)

2015-09-03 17:44:03 | 日記・エッセイ・コラム

爽やかな秋の空気をふるわせて鳴く秋の虫達、唱歌「虫の声」で ♪秋の夜長を鳴き通す~ 
ああ面白い虫の声... と歌われているように、夕暮れから一斉に鳴き出すその声は、夜になり
周囲の物音が静まってくるにしたがって、いっそう大きく響いてきます。

その声が、ちょうど激しく降る雨を思わせるところから「虫時雨」という言葉が生まれた
そうです。。

コオロギ、マツムシ、スズムシなど、いくつもの虫の音が集まって、まるでオーケストラのように
一つに融け合って聴こえてくるのは、夏の「蝉時雨」とは違って、今の季節ならではの風情が
あり、なかなか味わい深いものです。。

しかし、やがて秋枯れとともに、姿を消してゆく虫たちの運命が思われるせいか・・・ 
虫時雨」という言葉には、どことなく寂しい響きを感じてしまいます。。。 

秋の夕日。。
 

コメント
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