爽やかな秋の空気をふるわせて鳴く秋の虫達、唱歌「虫の声」で ♪秋の夜長を鳴き通す~
ああ面白い虫の声... と歌われているように、夕暮れから一斉に鳴き出すその声は、夜になり
周囲の物音が静まってくるにしたがって、いっそう大きく響いてきます。
その声が、ちょうど激しく降る雨を思わせるところから「虫時雨」という言葉が生まれた
そうです。。
コオロギ、マツムシ、スズムシなど、いくつもの虫の音が集まって、まるでオーケストラのように
一つに融け合って聴こえてくるのは、夏の「蝉時雨」とは違って、今の季節ならではの風情が
あり、なかなか味わい深いものです。。
しかし、やがて秋枯れとともに、姿を消してゆく虫たちの運命が思われるせいか・・・
「虫時雨」という言葉には、どことなく寂しい響きを感じてしまいます。。。
秋の夕日。。