二十四節気七十二候、小満の次候(5.26~5.30)は、
「紅花(べにばな)栄(さか)う」です。
紅花(べにばな)は、アザミに似たキク科の花で棘があり黄色
がかったオレンジ色の花。
この花から紅(くれない)染料がとれ、古代エジプト時代から
染料として栽培されていたそうです。
散歩道で咲く、紅花。
日本でも、すでに万葉集の中で末摘花(すえつむばな)の名で
登場しています。
花を発酵・乾燥させたものが染料や着色料として用いられ
生薬や口紅、食用油などに利用される。
日が経つに連れて、黄色の花がしだいに紅色に変わっていく
姿は夏の風物詩でもあり・・ 恋心にも例えられたそうです。