早いもので今日から六月、水無月(みなづき)ですね。
ところで、六月といえば梅雨入で雨の季節なのになぜ?水無月
と云うのか?と疑問に思っていましたが・・
調べてみると新暦と旧暦の違いで、旧暦の6月1日は新暦で言う
と、今年は7月18日にあたります。
そのころには梅雨も明け連日猛暑や日照続きで、深山の水まで
が枯れ尽くすことから水無月と言われたのだそうです。
二十四節気七十二候、小満の末候(6/1~6/5)は、麦秋至る
(ばくしゅういたる)です。
麦は冬に種を蒔いて年を越し、周りが万緑に包まれる初夏の
この頃から収穫期を迎えます。
この時季を「麦秋(ばくしゅう・むぎあき)」といいます。
麦畑が実りの秋を思わせるような黄金色に染まり、麦の穂が
風に揺れる光景は風情がありますが・・
最近は麦を作る農家も少なくなり、この辺りではめったに
見られない光景になってしまい少し寂しい気がします。。
散策の途中で見かけた麦畑の風景。
小麦色に熟した麦の穂の上を渡る風は、「麦の秋風」や
「麦嵐」風にそよぐ穂は「麦の波」 などと言いますが・・
麦畑が実りの秋を思わせるような黄金色に染まり、
麦の穂が風に揺れる光景は・・
太陽の香りがするような素朴で懐かしい風景です。
きらきらと 雨もつ麦の 穂なみかな
<五升庵蝶夢>
いい景色でした・・・
麦畑は最近ほとんど見られなくなりましたね。
周りの緑の中で黄金色に実る麦畑の風景も良いですが
麦秋と言う言葉も好きです。