庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

文月と半夏生

2024-07-01 09:30:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日から七月、気持ちも新たに今年も後半のスタートですね!

七月は「文月(ふみづき)」といいますが、その由来は七夕の笹に文を
結びつけ七夕の織女に書文(ふみ)を供える意味と、稲穂のふくらむ月
ということで、「ふくみ月」が転訛してなったという説もあります。

また今日七月一日は雑節の「半夏生」で、この日に降る雨は「半夏雨」 と
呼ばれ、この日の天気によって一年の豊作を占う習慣があったとか。

当地方は昨日から曇りや雨模様のぐずついた天気が続いてますが・・

今年の農作物の出来具合は、はて?どうなんだろうか。。

また、この半夏生の頃に花が咲く植物に「半化粧」がありますが、混同さ
れて「半夏生」とも書かれるようになったそうです。

半分だけ真っ白にお化粧した「半化粧」の葉。

半化粧」は花の咲く頃になると、葉っぱの半分だけ白粉を
塗ったように真っ白になる。

花は地味な穂なので、 葉っぱの方がよほど目立ちます。 

半化粧」と言うより厚化粧?(笑)。

虫媒花の半化粧は、あまり目立たない花の代わりにこの
お化粧して目立つ葉っぱの方で、虫たちをおびき寄せて
いるのだそうです。

尚半化粧は、花が咲き終わって夏の盛りの頃になると、
葉の白い部分は色落ちして(お化粧を落として?)、
ふつうの緑色っぽくなる。

花が散ると虫を呼んで受粉する必要も無くなるためか?

植物の繁殖戦略も色々あって面白いですね!

文月の庭先で秋海棠の花が咲き出した。

夏から初秋の庭先を、優しいピンクで彩る秋海棠の花。

 

鬱陶しい梅雨の季節ですが・・

水滴の小宇宙を見てスッキリしましょう!。

蜘蛛の糸に付いた雨粒の水滴。


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