ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

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頚椎椎間板ヘルニアの痛みをとる

2015年07月11日 | 健康
頚椎の椎間板ヘルニアの痛みをとるために、
先日二泊三日で淡路島まで行ってきました。
友人が勤務する、渡辺医院です。
院長の渡辺先生は麻酔科が専門の先生です。




【神経ブロックとは】
痛んでいる場所へ行く神経の根元に、局所麻酔薬(ケガをして縫うときや、歯科で使う一般的な痛み止めの注射液)を注射します。
当然痛みは取れますが、同時に痛んでいる場所の血管を開きます。
慢性の痛みのある場所では様々な発痛物質が作られています。
この発痛物質は痛みだけでなく、その場所の血管を収縮させ、血液の循環を悪くして酸欠状態にする作用を持っています。

血液の循環が悪くなると、さらに発痛物質が作られ、これがまた血液の流れを悪くするという痛みの悪循環を形成します。
 
痛みの原因となった元の病気は治っているのに、この悪循環が残っている為、慢性の痛みとなります。

ここで神経ブロックをしてやると血管が開き、発痛物質が出なくなり、元の痛んでなかった状態に戻ります。
 
この血管を開く作用は、星状神経節ブロックや硬膜外ブロックで特に著明に出ます。
内服薬や静脈注射では得られない強力な作用で、しかも狙った場所だけの血管を開くことが出来るのです

【星状神経節ブロックについて】
 
首の左右の付け根にある交感神経節を星状神経節といい、ここに局所麻酔薬を注射します。

交感神経の働きによって血管は開いたり閉じたりします。
 
注射により交感神経がブロックされると、頭のてっぺんから大体脇の下くらいまでの血管が開きます。
この範囲で痛んでいる場所の血流低下状態を改善し、痛みをやわらげます。
 
この血流増加作用の為、花粉症、顔面神経麻痺、突発性難聴、メニエル病、レイノー病など痛み以外の病気にも効果があります。


人はストレスにさらされたりすると交感神経が刺激され興奮して血管が収縮します。
血管が収縮することで結果として血液の流れが悪くなり、様々な痛みや身体の変調が表れます。

星状神経節とはわかり易く説明しますと頚部にある交換神経の集まっているところで、ここを局所麻酔薬により一時的にブロックすることで神経を弛緩させることにより結果として自然と血管を広げ、血流を増加させ、様々な症状を改善させていきます。
星状神経節ブロックとは、人それぞれが本来持っている自己治癒力を、交感神経を一時的に麻痺させることにより高める治療法です。
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