日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

「本音」と「建て前」に!

2007年04月19日 12時19分42秒 | 気まま日記
専修大学付属北上高校(岩手)で、たまたま噴出した野球部員に対する奨学制度は、多くの矛盾を持っている。
奨学制度は(1)入学金、授業料、施設費などすべて免除(2)授業料の免除(3)入学金だけ免除―など、学校により異なり、ランク付けも行われている。スポーツ奨学制度はないが、「経済的な理由で授業料を免除している野球部員はいる」とした高校もあった。また、受験生のための募集要項に奨学制度の対象として「野球」と明記している学校もあった。
野球部を含む奨学制度が高校にあることについて、日本高野連事務局は「事実であれば遺憾である」と話した。
専大北上高(岩手)の問題を受け、日本高野連は二十日に行われる臨時の常任理事会で、全国実態調査を近く実施する方針を決める見通しだ。
スポーツ奨学制度は、野球以外の競技では広く認められている。しかし、学生野球憲章は野球を目的とした金品の受け取りを禁止している。
いいじゃなですか。野球意外で認められているんですから、野球だけが孤塁を守るというのが大きな矛盾です。建て前がは学業や家庭困窮を理由とする奨学制度でも、本音は野球奨学制度だったりする。(そう言い訳する)
学力優秀なことに対して奨学制度があり、他のスポーツでの奨学制度も厳然としてあるわけですから・・・。卓球の福原愛ちゃんだって、青森山田高校という学校に抱えられて、中国のプロ卓球リーグで活躍し、まともに勉強していたとは到底思えません。しかして、最難関の「早稲田大学」に入学できるんですから、今や、スポーツは、学力以上に人間の能力を計るスケールです。そんな例は枚挙に暇がないでしょう。

野球こそは、立派な能力です。プロ野球に進み、もっと能力があるなら、MLBに進み、アメリカ国内においても大リーガーとして尊敬の眼差しを集め、その上数年で数百億円もの(年俸+CM出演料)収入を手にします。高校野球よ!孤塁を守るな!野球の能力を広く認めてあげて下さい!金品の授与まである他のスポーツもあるなか、奨学金の授与なら大いに結構と思います!