日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

Heaven's Gate

2009年02月05日 16時13分26秒 | 残日録
「天国への門」は、如何に開かれているのだろうか。

近頃体調不良につき、いやなことを考える。

愛犬も弱ってきている。散歩中に足で体を支えられずに、ひっくり返ることもある。哀れと言えども、摂理である。衰えはだれにも平等に訪れる。

天国への門は、一人でしか通れない。心中事件だって、片方の思いほど片方が思っていない。よって、同時には門を開けてもらえないのだ。
愛し合って、慕いあって、・・・あらゆる言葉で表現しても尽きない間柄であっても、(友情も、夫婦愛も、任侠の愛も)天国の門は1人用だ。

男性美に溢れていた(一生不犯)武田信玄も、盾の会の三島由紀夫は結婚していたが、割腹自殺で介錯を受けたほど男性美に溢れていた。

それでも、一人で天国の門を潜って行った筈だ。
どんな形で天国への門を通るのが幸せなんでしょうか。なんの理由もなく、死に魅入られる瞬間があるのだろうか。