日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

郵政民営化?

2009年05月30日 17時35分01秒 | 残日録
ここにも郵政民営化で・・・・。

【全国で16万人以上いるとされる郵便事業会社(日本郵便)の非正規労働者の間で、今年4月以降、一方的に時給を下げられるケースが相次いでいる。】

これで、郵便の基本である「信書の秘密」や「確実に届く」が、荒れないだろうか。
我々の時代(戦後の混乱期)、最も信頼できるのは「郵便」であった。受験なども、その消印によって受付さえ指定されていた。銀行が倒産(取り付け騒ぎ)の時代も郵便貯金は信頼できるものであった。

今や、年賀状さえ配達されない(アルバイトによる配達が邪魔くさいや整理した箱ごと未配など)がある。この上、16万人もいる非正規労働者が、その賃金の低さから、より質の悪い集団へと変貌していく恐れさえ考えられる。
民営化による「目に余る合理化」は、われわれ高齢者にとっても人事(ひとごと)ではない。民営化は、反対ではないが、こと郵便については憂慮せざるを得ない。郵貯は民営化でもいいが、郵便はもう一度「国営」に戻して欲しいものだ。