キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

いろんな事を振り返って。

2007-10-26 16:44:19 | 日々の様子や出来事

我が家は、今回のGPに行く前に、これからのモトクロスをどのようにするかの大きな問題にぶつかっていました。

色々と、先週からお仲間にも連絡をいただき、こちらからも連絡を取り、いろんなアドバイスを聞きました。

MX408での直人の走りは、賛否両論あると思います。
私の指導に問題がある?
無理をさせすぎている?

どこまで話をすればいいのか正直わかりません。
しかしながらH1での走り・私の対応には、大きな問題が有ったことは事実。
直人が転倒にてコースアウト。
かけつけてくれたパパ達に挨拶も出来ずに・・・直人にけり。
見ている方々は良い気分がする分けないですよね。
でもその時は、直人の走りに怒り心頭で、他のキッズに怪我をさせなかったこと・・ケンケンとは接触が有ったこと・・幸いにも怪我もなく申し訳ないです・・直人も唇を切ったぐらいで良かったと思うぐらいが・・・いっぱいいっぱいでまわりが見えていませんでした。
コースからバイクを押して戻る途中、マーシャルさんにも呼び止められて”あそこでけりはかわいそうだよ”と、言われました。
そうですよね。
また、直人を心配してくれてかけつけてくれた方々にちゃんと挨拶をするのが最初の行動にも関わらずろくに話・挨拶もしないで撤収・・・自分としても一番嫌いなパターンを自らしていたことは、自分でも情けないです。
今さらですが、本当にありがとうございました。

本番前の3連休での練習・・・非常に良い形で終了。
リズムの2連ジャンプは、私がきっかけを作り、直人がチャレンジ・・無事成功。
その後は直人もここが勝負所と必死に練習をしていました。
私なりには、これなら行けると思いましたし、まわりの方々の評価も大変よい物でした。
ま~この辺の事は、前に書いたブログを見直してもらうことで・・・省略。
しかしながら練習の結果、問題もありました。
それは、リズムの進入に関してです。
手前の右コーナーからリズムの侵入は、センター・アウトにふくらんで入るのが基本ライン。
当然、バンクを全開で使えば接触等の問題が出ます。
そこで練習後、直人と話をして我が家なりの作戦を自宅でたてていました。
当日の朝・・・練習。
直人・・いつもと様子が違うと言いますか、集中している感じのしない走り。
練習時間は7分と限られています。
レース前日に練習が出来なかったこと・・・等、影響が出ているのか?
お仲間とも空中でラインが引っかかり接触・・直人が後ろからはじき飛ばされ転倒。
どこか気が違うところにいってるか?
その後、直ぐにパパから丁寧に挨拶をしてもらいましたが、”直人がチンタラ走っていて○○くんのラインに入ったから悪いんで、こっちの責任だよ”と、話をし、返ってこちらの方が謝る状態でした。
相手のキッズも転倒することなく走り続けていたので良かったです。

この時点で、直人にやる気があるのか?を確かめます。
本番は大丈夫・・・との返事。

ま~H1の結果が結果ですから、何を言われてもしょうがないことですね・・・これも全て私の責任です。

H1終了後、私は速攻で撤収作業。
以前の軽井沢を思い出し、H2も絶対にいい結果は出ない・・自分の走りは直人に出来ないと判断したわけです。

撤収中にまわりのパパ達に止められて、”なお君は大丈夫だよ”等、沢山の暖かい言葉をかけてもらい思いとどまりました。
しかし、直人も動揺していますから、私なりの考えで直人をこれ以上、私が刺激をしては・・本当にヤバイ・・と、感じて、H2の走行まで、私は車の中に入り、あえて、直人と顔を合わせないようにしました。
しかし車の中でそんな時、マーシャルさんの注意を思い出しましたね~
誰だってあんなところ見たくもないよな~・・・
そう思い出したら、自分もやっちゃったことを後悔しました。

責任転嫁をしているつもりはありませんが、ここは私より嫁の方が直人のそばで、話を聞いた方が落ち着くだろう・H2も集中して走れるのでは・・・そんなことを考えていました。
それでも正直、H2にはもの凄い不安を感じていました。

数回トイレに行った以外、車の中に入っていた私を、迎えに来てくれたパパがいます。
”なおパパ、こんなところで何をしているんですか、なお君の応援に行きましょうよ”
私は、自分の顔を見て直人が精神的に動揺してはと・・話をして断りました。
”なお君の事を一番信じているのはなおパパでしょう・・・なお君は大丈夫・・みんなもアドバイスしているから・・・信じて応援してあげてくださいよ”
本当に、涙の出る一言・・・でした。
しかし、そのパパとコースに向かうと、キッズの面々がスタート前に集まっています。
その中に直人の姿。
”やっぱ俺は、直人の前には行かないよ・・直人が心配だからこそ・・”で、わかっていただき途中から分かれて、私はゴール手前の山の部分でスタートを見守ります。

直人が冷静にお仲間のアドバイスを聞いて走ってくれることに期待と不安が交差しました。

スタート・・ま~良い方でした。
私の前を通過する直人・・・私は直人の目を見れませんでした。
2周目のリズム・・やはり直人はいつもと違うと感じました。
その理由は、バンクからそのままアウトで飛んだからです。
この理由は・・・話が長くなるので改めて。

4周目・・・リズムの着地でロッドを引きちぎりリタイヤ。
正直な感想です・・・ホットしました。
おかしいでしょうが、他のキッズを巻き混まなかったこと・遠くから見ていても直ぐに立ち上がっていたので、怪我はしていないだろうとの思いから、逆に直人だけ早く終わって・・・と、言う気持ちがそう思わせたと思います。

あれだけ練習をして自信をつけていた直人も、2回のリズム失敗は、辛いことでしょう。
しかし、アウトからの進入・・この時点で直人のリズムが既に狂っていました。
私も、自分なりに直人にどんな話をすることが一番よいのか・・言葉に詰まりました。

転倒後、怪我をしなくて良かったな・・ご苦労さん・・・以降、今後のどのように直人に教えれば良いのか?・・・悩み直人と話をしたのは 18日の夜です。
それまで自宅でも直人と話をすることがありませんでした・・・出来なかったです。

その間も、色々と相談にのってくれた方々がいます。
いろんなアドバイスをいただきましたし、厳しい注意もしてもらいました。
そのパパとの話の中でも、直人に”H2は飛ぶなと”と、助言してくれたそうですが、直人の答えは”俺は飛ぶよ”だったそうです。
”あれだけ口を切っていてもチャレンジする根性は並ではないよ”との話でしたが、危険を顧みずと、言われても仕方のない事です。

自分のしたことですから、今さらながらで本当に申し訳ないですが、関係者の方々・まわりで不愉快な思いをされた方々に対してお礼とお詫びを改めてさせてもらいます。
本当にありがとうございました、と同時に大変申し訳ないことを致しました。

この一件で、今でも直人の今後の練習の仕方、レースに対する取り組み方・・・昨日も嫁と遅くまで話をしました。

私が今年の連続の怪我で、もの凄くあせっていること。
それ以上に、普段の言葉の中で直人のあせりを感じていた嫁。
当然、話の内容は濃い物になりました。
このような話がもっと早く出来ていればと後悔がでます・・・

今週末、直人にもその話をして、直人の意見も聞こうと思っています。