2014年3月28日(金曜日)
昨日の続き・・・
中古で、先輩から譲っていただいたモリワキのフルチタン。
IBからは、レギュレーションでチタン製のマフラーの装着が認められています。
また、今まで使っていたヨシムラは、全日本で活躍している先輩方より”音大丈夫?”と言われました。
万が一にでも、現地で車検に落とされるようなことになれば・・・何のために行ったの?・・・ってことになりかねません。
しかしこのモリワキ、チタンを使い軽量化?がメインなんでしょうか?
確かにメチャメチャ軽いんですけど・・・簡単にポコポコと凹んじゃうんです。
いただいた当初は、それほどじゃ~なかったんですけど、直人が使い出すと!
これが見事にボコボコになりました!
凹みを修正するには、バラバラに分解しないと?
その際に、サイレンサーの中の様子も確認できます。
リベットを外して・・・
サイレンサーの分解開始です。
製品としての精度は、さすがモリワキって感じで、素晴らしいことは早々に感じましたね~
中のグラスウールの様子ですけど・・・あれ~半分ぐらいなくなってる?
正直、音的に大きくなった?って感じることが全くなかったので、これは意外でした。
とは言っても、ちゃ~んと詰まったいなないといけませんからね~、FFFに在庫している最新式のグラスウールを用意しました。
さ~ここからが問題のボコボコの修正。
板金用?って感じで、黛さんが作ってくれた太めの鉄棒の先に丸い鉄の玉を溶接した工具を利用します。
サイレンサーの内側から、凹んでる部分をこれで叩きながら、凹んだ部分を外に戻します。
外側には、角材を加工した合わせを当てて、状態をみながら作業を進めます。
いや~チタン材・・・薄い。
丸い頭の部分が、軽く叩いていても伸びてしまいます。
綺麗とは言い難いですけど!
全体的に、凹んだ部分をたたき出すことはできたんですが、部分的に伸びてしまったところの影響でしょう、外したカバー部分がうまくおさまらなくなっちゃって!ここからがかなり苦労することとなりました。
マフラー専用のガスケットをたっぷりと塗り、かなり力技!的に感じになっちゃいましたけど・・・なんとか元通りに収めて、強力リベットで再固定。
見た目はかなり悪いけど、排圧が漏れてしまっては、せっかくのい~マフラーだって、性能が発揮できません。
数ヶ月使ってれば、また直人のことですからね~ボコボコに凹ますことでしょう。
石はねなどの凹みの修正です。
両側を完全に、もれないように栓をして・・・
内圧をあげて、酸素で炙りながら外に押し出す!・・・簡単(かなり省略)に書いちゃいましたけど、これが修理としては理想的な方法でしょう。
しかし、それだけ精度の高い治具を作るのは?と思い、こちらも見た目無視で、自分で出来るやり方を選択しました。
先ほどサイレンサーの修理と基本的ん気には同じ。
内側から押せるような道具を作ります。
直径10mmの鉄棒を用意しました。
最初に、この鉄棒の先端をきれいに丸めます。
それを、エキパイのカーブにうまく滑る込ませる用に酸素で炙りながらカーブさせます。
ちょこちょこエキパイに入れては微調整を繰り返し、手前部分から修正開始。
万力にエキパイ部分を固定します。
片手に鉄棒。
片手に酸素。
軽くエキパイを炙りながら凹んだ部分に内側から鉄棒を当てます。
鉄棒がちゃんと、ピンポイントで当たっているか?は酸素で赤くなってるエキパイの部分を見ているとわかるんです。
よ~しっこだ~と、思った瞬間に・・・鉄棒を動かして・・・凹んだる部分を押し出します。
こちらも薄いチタン材ですから、あっという間に凹んだ部分が外に出てきます。
その作業を丁寧に何度も何度も繰り返して、本来のエキパイのカーブに合わせて戻していきます。
手前から、順番に奥へ向かって凹みを丁寧に修正。
最後の最後の凹みは、かなり鉄棒のカーブ作りに苦労しましたけけど・・・無事に出すことだできました。
ま~素人修正としては・・・上出来かな?
思っていた以上に時間を使った作業でしたけど・・・
やってる本人は、かなり楽しかった作業でした!