キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

全日本モトクロス選手権 SUGO大会 決勝後半戦H2

2016-06-07 13:49:02 | レース参戦・観戦

  H2までの空いた時間、コースに行くとパドックまで戻るのがひじょうにかったるい距離!

    久しぶりに、じっくりとレース観戦ってな感じで過ごします。

    これと言った準備もなくでしたので!

     

    そろそろH2の準備でもしようかな~とパドックに戻り、何気なくクラッチをいじった時です・・・

    グチューグチュー・・・?

    クラッチをにぎると、レリーズ側のシリンダーからエヤー漏れのような音がしたんです?

    なんだ~?

    シリンダーのシール交換をするキャップの部分から、ブクブクと泡のような感じで、クラッチをにぎると音がしていました。

    あわててパーツを外して、確認すると・・・エアー?洗車の時の水?

    大きなモンキースパナで固定して、キャップを締め直すと・・・

    音は止まるけど、クラッチレバーの動きが悪い?

    オイルが減ってるのか?速攻で確認するも、減っている様子がありませんでした?

    シールが抜けちゃったのか?とも心配になります。

    クラッチレバーの動き具合を考慮した位置で固定しから戻し・・・直人を呼びます。

    ”直君さ~ちょっとクラッチの位置を確認してほしいからちょこっと動かしてみてよ?”

    で・・・確認してもらうと、まったく問題もなく位置も変わっていないとのことでした!

    変なエアー漏れのような音も止まったので、これで大丈夫?と・・・少々、不安は残る物の時間もなくこれで勝負!

    で・・・その2!

    直人がパドックを出ようとした時・・・”お父さん~これブレーキパット無いよ?”と、直人のメカニック&アドバイザーをしてくださっている方が・・・

    あわててリヤを見ると・・・確かに無い?

    急いでパッドを出してきて・・交換してもらい、スタンドに乗せて当たりを出していただきました!

    いや~~~~俺が、のんびりし過ぎで!やばいところでした~(大反省です)

     

    コースに向かう前に、直人から”筋肉痛で体が辛い”・・・と言われ、車のベッドで体全体のマッサージをしました。

    ちょっと不安そうな顔をしている直人を見ていたら・・・

    ”余計なことを考えないでいいからさ~・・・

    みんなに、お前の良さをアピールする走りをしてこい・・・

    イン・インと無理して小さく走らなくってい~よ~・・・

    ガンガンコーナーアウトからでもい~からさ~スーパーキッズの時のように思いっきり好きなようにバイクを走らせて来い・・・

    小っちゃくまとめなくっても、それが俺のスタイルだ~ってところを見せて見ろ・・・

    思いっきり豪快に走れ”

    と、励ましてやりました。

   

  さ~H2です。

     

    H1よりやや内側を選んだ直人。

    今回も、表彰台のところでFFFの仲間たちを応援です。

     

    H1よりは、リラックスしているように見てたんですけどね~

    この時は、H1のスタートの悪さを引きずらないで出てほしいと願うばかりでした~

     

    さ~~いよいよH2。

    これでH1同様に、結果が出なければ・・・

    も~この先の全日本参戦だって厳しくなる大一番です。

   この時は本当に神にも祈る思いでスタートを見守りました!

   

    いつものように好スタート~

 

 

    ホールショットか?と思う、い~出だしでH2スタートです。

 

    直人、大坂では2番手・・・

    スピード・・・い~です。

    下りからの左コーナー3番ポストで、トップに浮上します。

    そこからのスピードは、本当に良かったですね~

    ドキドキしながら、ヨーロピアンから出てくるのを待っていると・・・

    すでに1周目から、そこそこの差をつけて走っていました。

   

    周回ごとに、後続との差を広げている様子でしたが・・・

    #1・#65の位置を確認します。

    
   
    
  #1が後方から、ぐんぐんとタイムを上げて直人の背後に・・・

    2~3秒の差でちじんでいる様子。

     

    レース中盤・・・

    予想以上に、タイム的にもたれる様子がなかった直人ですが、フープスでの走りは、徐々に疲れてま~す!と、皆さんにアピールしているの?って感じになりだして・・・

    見ているこっちは、いつ転けるか?とドキドキしだします!

   

    一緒に見ていた仲間が、速攻で計算すると・・・

    今のペースじゃ~残り2~3周で、#1が直人に追いつく計算になると言い出しました!マジですか~~~~~これ以上に直人のタイムが上がるようにはとうてい見えないから、最後の最後で抜かれるって~ことじゃん!

    

    その時点で#1は、4番手を走っていたんです。

    直人の走りより、3番手のライダーに・・・頑張って、#1をしっかりブロックして時間を稼いでくれよ~~~~~

    あえなく抜かれる!

    次に2番手のライダーにも・・・・念をおくるが!

    こちらも抜かれ!

    

    キャ~~~~~~~~迫ってくるよ~~~~~~

     ついに直人もすんなり抜かれて・・・

    あえなく2番手に後退!

   

    ま~わかっていたけどね~#1は本当に速いライダーです。

    その後の走りもお見事で、ぐんぐん直人との差が開いて・・・

     

    L1ボード。

     

    直人は完全に、単独状態で2番手を走り続けて・・・

     

    そのまま2位フィニッシュ。

    今年初の表彰台となりました。

   

    内心、いや~直人も皮一枚で、次の神戸につなげたな~・・・でした!

   

    相変わらずトレーニングもしない・・・

    バイクにも乗らない・・・

    で、良くもま~表彰台に上がれたものです?

    
   
    
        

    H1が辛いレースだった分、本人としてはやったぞ!的な感じでしたけどね~

    できることなら2本をそこそこ、まとめられるような走りをしてほしいのも事実ですね~

     

    ま~色々と本人には、言いたいところもありますが、昨年の第9戦(関東大会)以来の表彰台ですから、素直に喜びました。

     

    しかし・・・・

    あと少しでも、体力があればね~後半のタイムも落ちないだろうし・・・

    そ~すれば、勝てたんじゃ~?って思いが強いのは俺だけでしょうか?

     

    現在イギリス在住で、スーパースポーツ世界選手権・第7戦(イギリスラウンド)を戦って、一時帰国している高校の先輩・・・大久保 光君も、忙しい中をSUGOまで応援にかけつけてくれ、一緒に直人のレースを見てもらいました。

    H2は、直人らしさも出ていたと思うので、ちょっとはよろこんでもらえたのかな~?

    10日には、また次の開催国のイタリアに移動と言ってました!

    光君もハードスケジュルですけど、今晩はスポンサー様との食事会に直人も一緒に行って、プチ祝賀会だそうです!

    でも本当にありがたい、後輩思いの直人の大先輩です。

     

    皆さんも・・・大久保 光君の応援もよろしくお願いします。

     

     

    自分の1月の右肩手術以降・・・

    バイクの整備などが、かなり困難な状況に・・・

    さらに追い打ちをかけるように・・・

    左手の指2ヵ所の骨折と・・・

    完全に両手が使えない状況を見ていられない!で、メカニック&アドバイザーとして直人のことを付きっ切りで面倒を見てくれている方がいます。

    本来であれば、直人レベルを相手にするような方じゃ~ないのに?

    前回の広島も、埼玉から自走して来てくださったにもかかわらず・・・転倒からの予選落ち!

    今回も、わざわざ自走でSUGO入りでしたので・・・

    親としては、本当にその方へのご恩返し的にも結果を出してほしいと願っていました。

     

    このように、色々な方々に支えられてることを、本人もよ~く感謝して・・・

    次回の神戸大会も表彰台を狙ってほしいです。

     

    わざわざ関東・東北方面から、応援に来てくださった方々にも、心から感謝いたします。


全日本モトクロス選手権 SUGO大会 決勝

2016-06-07 13:44:16 | レース参戦・観戦

 昨日、やっと左指の固定が取れて、やわらかい包帯に変わり・・・今日からリハビリがはじまるようです!

    右手の状態も徐々にですが、動くようになってきています。

    ゴールまでは、まだ長そうだけどね~こっちはこっちでリハビリも頑張らないと!

     

    決勝当日・・・

    直人に異変が!

    両足&両肩がひどい筋肉痛で、ベッドから起きるのもやっとこ状態。

    怪我の原因もありますが、広島以降は一度も乗ってないから・・・・か?

    おまけに今回のパドックは、3パドのゲートから一番近い場所ですから、コースまで一番距離がある場所でしょう~移動も本当に辛かったです。

    朝、コースの状態を見に行くのも、一苦労の様子でした。

   

    その後、公式練習となりますが・・・

    筋肉痛の影響でしょうか?今一タイムも伸びない様子。

    さすがにH1が、心配になりました。

    正直、また転倒かな~・・・・・・・って?

    いつもより、緊張しているようにも見てました。

    
    
        

    H1・・・

    前回同様、自分は両腕が思うように使えないので応援にまわり、お手伝いしていただいているメカニック&アドバイザーさんが、直人のサポートをしてくださいました。

    真ん中より、ややイン側を選択したようです。

    ちょっとビビってるのかな?と感じた位置ですが、十分にホールショットを狙える位置。

    無事に出てくれよ~~~と願いながらのスタート・・・

    過去最悪と言ってもい~ぐらいの置けれたタイミングに・・・

    ”あ~~~~終わった~”

    と叫んじゃいました!

    気持ちを切り替えて、追い上げに期待して応援。

    走りはガチガチ!

    直人らしくない、体も動いていないし・・・

    下りからのブレーキも、異常なぐらいに早く・・・

    厳しい走りが続き・・・・

    15番手でフィニッシュ。

    正直、終わった直後は、ダメダメの走りに言葉が見つかりませんでした。

    お仲間とパドックに戻りながら・・・どうしてこんな走りだったのか?何がいけないのか?と・・・色々と話していました。

    もどると直人も、かなり凹んでる様子を見ていたら・・・

    こいつもしかしたら、転倒したくないで?そればかり考えて走ってたんじゃ~?って。

    スタートの出遅れも、そんなことを考えていて、いつものように落ち着いて集中できてなかったんじゃ~?

     

    広島の予選落ち以降・・・

    俺も強烈に直人へ、プレッシャーをかけることばかり言ってたのも事実だし?

     

    ”ど~した?”

    ”全然、うまく乗れない・・・”

    ”足の痛みか?”

    ”・・・・・・・・”

     

    H2までは、メチャメチャ時間が空いてますからね~

    ”お前は450だから、IA1の走りをじっくり見てこい”

     

     

    続く・・・


全日本モトクロス選手権 SUGO大会 予選

2016-06-07 13:35:29 | レース参戦・観戦

無事と言って良いのやら?

    SUGO大会も終わりました。

    前回の広島大会以降、かなりふぬけと化していた私ですが・・・

    その直後のトランポ車検&板金修理で、バイクの方は2週間のお休み状態でした。

    お忙しい中、SUGOまでに板金修理を終わらせていただき、スポットナカジマ様には、大変感謝しております。

     今回のSUGO・・・

    その次の神戸と、結果が出なかったら・・・その先はマジで無いぞ。

    と、本人には言いました。

    ちょっと親子関係も、ギクシャクって感じでしたね~

    そんな感じでしたが、ファミリーのみんなの支えもあり、パドックの雰囲気は最高でした。

    

    土曜日。

    朝の公式練習・・・今一だけど、やる

    気は感じる走りでした。

    直人って~奴は、不思議なのですが・・・

    毎週・毎週練習ってやるよりも、数週間おきに練習って~方が、い~走りをする傾向が強い男です?

    好きなコースの割には、なかなか結果を出せないSUGOですが・・・ 

   

予選C組。

    今までのSUGOと比べると、路面のコンディションが一番良かったんじゃ~ないでしょうか?

    3番目の予選じゃ~路面の悪化が?な~んて、いつもだと考えちゃうんですけど!

    今回は、まったくそんなことも考えずで!予選前は”守りの走りはするな”とだけ言って出しました。

    スタートよく、余裕で予選通過ラインを走行!

    下りからのブレーキが早いな~~~?と思いながらの観戦。

 

 3周目に事件は起きました。

    も~すでにネット関連では、色々と話題になっているようですが・・・・

    相手もあることですからね~それなりにポイント重視で書きますけど・・・・

    ピットレーン(サインボードエリア)手前の下坂降りてからの左コーナー(11番ポスト)での出来事です。

    YAMAHAのバイクが転倒。

    イン側にはバイク(コース内)

    アウト側コース外に転倒者(救急車待ち状態)

    手前の下り坂2~3メートル付近にて、マーシャルより黄旗。

    直人3番手走行。

    下り手前で黄旗を確認・・・

    下りながら、速やかに徐行体制に入り、左コーナーを徐行しながらアウト側を回る。

    すると・・・

    4番手を走行していたライダーは、黄旗からの徐行をせず、そのまま左コーナー入口で、インから直人を追い越し・・・転けてるバイク横をそのまま加速。

    直後・・・

    直人は、抜かれたことに抗議の意味で、右手で抜いた相手を指さして・・・

    サインボードエリアで見ている方々に・・・・猛アピールしながら徐行を続けていました。

     

    表彰台のところで見ていた自分を含む皆さんからも・・・

    ”今直人・・・黄旗内で思いっきり抜かれたよね~・・・ありゃ~失格でしょう”と何人もの方々に同じような内容の事を言われ・・・

    ”いやいや・・・俺も見てたから抗議するよちゃんと”と答えました。

    予選が終わり、ちょっとしたまわりで話題になり・・・そのまま自分は2階の事務局に行きました。

    所定の書類に内容を書いて・・・

    ダッシュで、パドックに戻り・・・

    事務局に1万円を納めます。

    *この一連の申請は、すべて20分以内にしないと抗議の受け付けは、アウトとなりますので、今後皆さん~注意してくださいね~

     

    その後、違反したライダーが事務局に呼ばれます。

    チャッチャと内容の確認後、終わるのかと持ったのですが?

    申請後、1時間以上経過して・・・携帯が鳴ります?

    ”松本さん・・・申し訳ないけど、書類に書き足してほしいことがあるんで、こちらまで来てもらえますか?”

    行くと・・・直人を追い越す際の状況を、さらに詳しく書いて欲しいとのこと!

    聞きながら書いて、これで大丈夫ですと言われたんだけど・・・?

    さらに1時間以上経過して・・・またまた携帯が鳴ります?

    ”静止黄旗手前での2台の位置関係を知りたいんですけど?”と改めて聞かれ・・・おいおい今頃にって、何聞いてんだよ~?ってイライラと不安が混じる。

    2時間経過・・・・

    おいおい・・・まだかよ~?風呂や買い物に行きたいんだけど?

    やっと呼ばれて、結果を聞きます。

    ”黄旗内での違反があったことを、こちらでも確認できました”

    俺:”それは、本人が認めたんですか?”

    ”そのことにはお答えできませんが、本人は2時間近く粘っていたようですね”

    俺:”じゃ~奴は、あんなに人が見ている前でやったことを、認めていないんですね?”

    ”マーシャル1名の目撃証言も取れてますので、違反したことに関しては間違いないと判断しました”

    俺:”なんだそれ~?”

    ”よって、黄旗違反が濃厚と判断して、本人にもさきほど1周減算を通告しました”

    俺:”すいません・・・あれで失格じゃ~なかったら、関東大会後の色々とある問題で内容の改正をした意味はあるんですか?じゃ~何をすれば失格なんですか?”

    ”予選ですからね~決勝には出られないから同じことかと?”

    ”松本さんの内容が通りましたので、この預かった1万円もお返しします”

    と受け取って、話は終わりました。

    正直、何か引っかかる思いを感じながら収束って~感じでした。

     

     

    広島大会前に、MFJから重要とのメールにて、改正内容を確認した際、その画面を見ながら直人と話したんです。

     

    少なからずとも残りレースは、黄旗に関して厳しくなるぞ・・・

    人が1人亡くなってるんだから、まわりの目だってあるからな~ここまで具体的に徐行の意味を書いているんだから、ちょっとでもジャンプを飛んだら失格と思えよ。

    とくにIBは、注目されるからね・・・本当に注意だよ。

    黄旗に入る前から徐行にかかり、入った直後にはいつでも止まれる速度で対応しろよ・・・・絶対に。

    バトルっていても、相手につられて一緒に飛んでも2人とも失格だからね。

    どんな状況でも・・・

    相手が先に行っちゃったとしても、黄旗が絶対優先で、必ず絶対にいつでも止まれる速度だからね。

    万が一、ジャンプの手前でスピードが落としきれなかったら・・・

    マーシャルにわかるように、アクセルのある右手を上げて合図を送り着地後は、速攻で止まれる速度だからね。

    などなど・・・

    状況に対応できるように考えながら、話をしていたんです。

     

    左手じゃ~なく・・・

    右手で大きくアピールしていたのも、その時の話し合いで、アクセル側を放していることで、見ている人に対して・・・

     

    ”俺は加速していませんから、いつでも止まれます”

     

    って~我が家なりの意味なんです。

    今思えばこの時に、ちゃ~んと直人と話しをしていたことが、良かったと感じます。

    あせって、逆の立場にならないように冷静な走りをお願いしたいものです。

     

    日曜日の決勝は後程・・・・