昨日は、ボーボー国立公園の標高1500メートル程の山の中にいて、ブログの更新が出来ず、皆様にご迷惑をおかけしました。
バックパッキングと言って、背中に寝袋やテント、食料、水を大きなリュックに入れて、歩いてボーボースキー場の駐車場から12キロ程歩いた所でキャンプをしました。
歩いた道の半分以上はAAWTオーストラリアン アルプス ウオーキング トラック)で、この登山道は距離655キロのビクトリア州からキャンベラまでのオーストラリアのアルプスを縦断する山道です。
この登山道では、スイスからのカップルが歩いていて、このカップルは以前、オーストラリアを自転車で一周したそうです。キャンプ場ではシドニーからの母親と大学生の娘さんがテントを張っていました。2週間程の旅行日程だそうで、僕らと一緒に焚火(キャンプファイヤー)をしました。キャンプで焚火をすると、心が和むと言うか、楽しい気分になります。出来るだけ、煙が出ない様に、乾いた枝を拾って、完全燃焼させるには、技術が要ります。
長距離の登山道ですが、、、日本にも、江戸時代、車や鉄道がなかった昔は、東海道や中山道といった徒歩や馬が通る道がありましたよね。宿場町も沿線にありました。今では、熊野古道や四国遍路、東海道自然歩道を歩く日本人や外国人が多くなったそうですが、オーストラリアにも様々なトレイルがあります。
一番長いトレイルはビクトリア州のメルボルンの近くのヒールズビルから、クイーンズランドの北部のクックタウンという町まで、5330キロの長さを誇るナショナルトレイルと呼ばれているものです。この道を何か月も何年もかけて歩く人がいるのは驚きですよね。
ただ、オーストラリアのトレイルは日本やヨーロッパのトレイルと違ってお店や町がその沿線上にあまりありません。なので、食料の補充が問題になります。郵便局に送っておいて、受け取る方法や、上部な容器に食料を入れて、徒歩旅行の前に車で行って、隠しておくというやり方もあります。何処に隠したのか忘れない様に、携帯にGPSの座標を入れて置くようです。
さて、バックパッキングは、大きな荷物を背負って歩いてキャンプするので、疲れましたが、十分に楽しめました。参加者のジョン、チャーリー、ジェフと僕は、バックカントリースキーと言って、スキー場の外をスキーで散策する共通の趣味があることで、知り合いました。
実は彼等とは、まだ、2、3年前に初めて知り合ったばかりの、新しい友達です。しかも、、スキー場の駐車場でお互いに声を掛けて、お喋りをし、電話番号を交換したのが、友情の始まりでした。
駐車場で話しかけて友達になるって、、、日本ではあまり聞かないと思いますが、、、どこでも、友達を作れるということですね。お喋りをして、あ、この人と友達になれるかも?と思ったら、電話番号を交換すれば良いのです。日本ではラインのIDを交換するのでしょうか。
日本では男性が見ず知らずの女性に道端で話しかけて、お喋りをするのは、ナンパだと言われて悪いイメージがありますが、、、こちらでは、新しい人と知り合い、友達になるきっかけとして、肯定的に見られることが多いかも知れません。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。