今日は元同僚のオーストラリア人にAさんの家に招待されたので行ってきました❗
25年程前に僕がメルボルンで仕事をしていた時に僕の職場に来たのがAさんでした。Aさんは3年くらい一緒に仕事をした後で退職され、20年前に来日されて、名古屋の私立の高校などで英語の助手を経て、最近ではフリーランスの個人の英語教師として、子供から大人まで、幅広い世代に英会話を教えていらっしゃいます。
Aさんは社交ダンスで出会った日本人男性と10年程前に結婚されました。ご主人は英語を話すのは苦手ですが、聞き取りは得意だそうで、ご家庭での言語は、Aさんは英語で話して旦那さんは日本語で話すそうです。
Aさんは常に英会話のレッスンの仕事の予約で一杯だそうで、リタイヤは未だ考えていないそうです。そして、いつかリタイヤするのなら、老後は日本ではなく、旦那さんとメルボルンで住みたいのだそうです。
実は、この計画を聞いて「それは、、ちょっと、、、。」と思わずにはいられませんでした。
というのは旦那さんは72歳で英語が話せないのです。
言葉が通じない所に住むことのストレスは並大抵ではなく、移住しても、いずれ鬱になって、オーストラリアに来た事を後悔し、今は円満な夫婦の関係にもヒビが入るのではないかと危惧しています。
70代になって、奥さんに言葉の通じない国に連れて行かれて、死ぬまで異国で生活しなければならないのは、大変過酷で孤独感を感じられるのではないでしょうか。もし旦那さんだけが異国で施設に入ることになれば、非常に困難な状況になってしまいます。
外国では、言葉が違うだけでなく、食べ物だって違います。日本食材店に行けばある程度、日本の食べ物は買えないことはありませんが、日本の価格の3倍くらいします。なので、食べたい物が、お店にあっても、買えないことが多いです。ご飯は普通のスーパーで買えますが、ハッキリ行って日本の米ほど美味しくはないです。
お風呂だって、湯船の代わりにシャワーしかない家が多いです。僕はお風呂のない家には住めませんし、殆んどの日本人は僕と同じ考えではないでしょうか。
トイレも日本で温水洗浄便座に慣れた人は、オーストラリアの旧式トイレでは我慢が出来ないと思います。僕の妻や子供達は、2年に1度、3週間、日本に来るだけですが、日本の快適な洗浄便座に慣れてしまったようで、オーストラリアの旧式便座には我慢が出来なくなり、洗浄便座に付け替えました。
この様に、高齢者の海外移住には非常に困難を伴うので、Aさんご夫妻のオーストラリア移住は失敗するのでは?と思うのです。
それでは、明日もこのブログでお会いしましょう。
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