オーストラリアのDIY文化

今朝は息子を駅に送った後、家に帰って一息ついていたら、妻が台所のゴミ箱が一杯だから、外に出して置いてというので、ゴミの袋をゴミ箱に入れて、明日はゴミ出しの日ですからゴミ箱を道に出していました。すると通りの向こうから、近所に住む友達のニールとペムが歩いて来ました。

今日はジョギングの日ではなく、散歩の日だったので、、、一緒に途中までお喋りをしながら散歩をしました。来週はドアを８枚ほどペンキを塗るつもりだと言うと、様々なアドバイスをくれ、「ドアノブもいくつかあるので持ってけ」と言うのです。なので、、、金曜日にドアノブを貰いに行くことになりました。

日本ではドアや壁にペンキを塗ったことがある人はあまりいないと思うのです。しかし、オーストラリアでは男性も女性も殆どの人がペンキ塗りをしたことがあり、、、とても上手なのです。DIYというか、自分で家の修繕をする人が殆どで、ペンキ塗りを業者に頼む人は殆どいないと思われます。

その理由は、やはり工賃が高いことと、、、オーストラリアにはDIYの文化があり、こちらで人気のあるテレビ番組は「オーストラリアン　ハウス　アンド　ガーデン」という番組などの様に、家の修繕やリノベーション工事の仕方や、庭の作り方、家庭菜園の仕方などを教えてくれる番組がいくつかあります。または、何組かのカップルが庭を作ったり、アパートを修繕、リノベーションをして、実際に売りに出し、どの家が一番高値が付くかという番組もありました。

この手の番組は日本には殆どありませんよね。日本のバラエティー番組と言えば、芸人や芸能人がクイズやコントで盛り上がるのを視聴者が見るという形式で、、、あまり実際の生活の役には立たない物が殆どですよね。

オーストラリアではホームセンターがあちこちにあって、しかも、日本のそれとは比べ物にならないくらいに規模が何倍も大きいのです。オーストラリア人の多くが週末にホームセンターに行きますから、、、生活の一部だと言っても過言ではないくらいです。

そして、日本には殆どなくて、こっちで一戸建てに住んでいる人の殆どが持っているもの。それは、芝刈り機です。手押し式の物が大半ですが、少し広い庭に住んでいる人は乗用芝刈り機を持っている事が多いです。芝と言っても、日本の芝とは違って、こちらの芝は放置しておくと、高さが膝か腰くらいまで伸びる牧草なので、常に刈らないと大変なことになってしまいます。夏の間は雨が降らないのでそれ程伸びませんが、、、春と秋は２週間に一度くらいの感覚で芝刈りをしますから、、、週末は大抵どこかで芝刈りのエンジン音が聞こえます。

日本では、芝刈りはあまりしませんけど、その代わりに草取りがありますよね。僕の岐阜の実家に住んでいる母も、草取りをしていますが、、、農家で庭が広いので、大変そうです。春や夏は、ほぼ毎日草取りをするのではないでしょうか？

日本でアパートに住んでいる人達は草取りがない分、楽でいいと思いますが、、、定年後は家で何をして過ごされるのでしょうか？　やはり、新聞や雑誌、本を読んだり、テレビを見て過ごされるのでしょうか？　炎天下の中、草取りや芝刈りをするよりも、クーラーの効いた部屋で美味しいスイカでも食べながらテレビを見ていた方が、ずっといいですよね。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。