水彩画教室で出掛けた、名古屋のリニア・鉄道館で蒸気機関車を取材して描いた作品から2枚を掲載します。一枚は機関車の連結器、もう一枚は何輪もある動輪のうち一番大きな動輪部を描いたものです。いずれも10号です。
連結器は前と後ろにあります。列車をけん引するだけでなく、列車を押しての走行や、多数の貨客列車をひっぱるために、他の機関車と連結して走るなどのためです。
子どものころ、駅のホームで連結作業を見るのが大好きでした。ゆっくりと前進、あるいは後進してきた機関車が、客車に近づいてドッキングする様子は、その瞬間の金属音とともに今も脳裏に残っています。
描いたC62形蒸気機関車の一番大きな動輪の直径は1750㍉。こちらも、特急の「つばめ」や「はと」をけん引して、最高時速100キロで駆け抜けた様子を思い浮かべながら描きました。