錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

今年も、やっちゃった・・・

2017年02月14日 | 昆虫・植物
鱗粉が乗った状態でのオオスカシバを、今年も標本にしちゃいましたぁ・・・・
なーんて言っても展翅したのは昨年だけど。
大透翅って書いてオオスカシバ。
まぁ、大型の透けた翅を持つ蛾って意味なんだろうけど、蛾って言うだけあって羽化した時には、ちゃんと鱗粉が翅に乗っている。
けど、ブーンっと翅を動かしたが最後、鱗粉はハゲ散らかって、その翅は透明のセロファンのようになってしまうのです。
画像の右のヤツね。
だから、画像左のようにオオスカシバに鱗粉が乗った状態で標本を作りたければ飼育して羽化させるしかない。
けど、気を抜くと吹き流しの中でブーーンと飛んで翅の鱗粉は一瞬で無くなってしまう。
で、上手く回収して展翅ができたとしても、板から外す僅かな振動でさえも鱗粉がパラパラと落ちちゃうという、全くもって面倒な蛾・・・
そこでCherryは考えた。
そんなにパラパラとハゲるなら、ハゲる前に鱗粉を固定すればイイじゃん!
なーんてね。
でも、そんなもん作って何か意味あんの?って聞かれると・・・

無い!

しかーし、展翅標本を作る人間の端くれとして、あの標本は出来ない!なんて言いたくないし、半分は意地ですよ。
だから無駄と分かっていてもトライしちゃっているんだけど、年を重ねるごとに上手くなってるような気が・・・
何となくだけど。

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