レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

一日一ページでも本を読もう―良い習慣その九

2005-10-12 | 新しい生活のために
たった一ページでもいいのです。
本を毎日読んでみましょう。

*なぜ、本を読まねばならないのか*
でも、なんで本、読まなあかんの? ―という疑問があるでしょう。

何ゆえに本を読む必要があるのか?
考えて見ましょう。

*考えを伝える手段としての言葉*
人間は考える葦である、とパスカルという昔の偉い人は言いました。
また、人間は考える足だ、と言った人もいます。

人間は考えることによって、他の生物とは異なる存在だということでしょう。

しかし本当に他の生物が考えていないかどうかはわかりません。
愛犬が首をかしげているとき、なに考えてるんやろう、と思うこともあるでしょう。

他の生物も何か考えているかもしれません。

しかし、私たちには理解できません。伝える手段がないからです。

伝える手段とは、言葉です。

犬のほえる声を翻訳する 「バウリンガル」Bowlingual(タカラ)という機械がヒットしているといいます。
猫版「ミャウリンガル」も出ているとか。

言葉に変えることで初めて人(あるいは犬や猫など)の考えていることが伝わるということです。

だからこそ、言葉を磨く必要があるのです。
言葉をまちがって使っていると、自分が言ったつもりの意味とは違って伝わってしまいます。

*日本語は漢字に頼る言葉*
では言葉を磨く方法とは何か、まず一番は言葉を習うことです。学ぶことです。
学ぶとはまねぶ、まねることに始まります。

どういう場面でどういう言葉を使うか、を身に付けるのです。

言葉には、話し言葉と書き言葉があります。

話し言葉は日常の生活の中で身に付けることができます。
いろんな人と話したり聞いたりすることで身に付けるのです。

一方、書き言葉は、いろんな本や文章を読み、自分で書いてみることで身に付けなればなりません。

特に日本語は、漢語―元々中国の言葉であった漢字を基に作られた言葉―にかなりの部分頼る言葉です。和語―やまとことば/日本古来の耳で聞いて意味がわかる、漢字に頼らない言葉―だけでは、複雑で微妙な観念的、概念的なものごとを表現することは非常に難しいものがあります。

そういう漢語からなる言葉は、字で見なければ身に付きません。
そのためには、本を読むことが大切です。

*朝読―寝床読のすすめ*
私は昔、高校生頃から、夜寝る前の三十分から一時間ぐらいを寝床での読書に当てていました。これが私の日常の読書タイムでした。

ただし、休みの日は別です。また特にやることのない平日の夕べには好きな本、買ってきた借りてきたばかりのそのとき一番気になるおもしろそうな本を読むこともあります。これは今も変わりません。

しかし、最近の私の寝床読書は、朝に変わりました。

現在、私のやすむ部屋は東向きです。夏季は早朝からお日様が差し込みます。
そのため目が覚めてしまうのです。

本来起きる時間よりも二時間あまり早く目が覚めます。
そこで、この時間に本を読むことにしました。

といっても、本来起きる時間ではありませんので、読んでいるうちにまた目が閉じてしまいます。

それでいいのです。
眠くなればまた寝ればいいのです。
そう思っています。

そんなうつらうつらで読んで理解できんの? ―と、思われるでしょう。
でもこれがけっこう残っているのです。

寝る前にインプットしたものは、眠っている間に失われることはなくそのまま保存されるのです。

私の実感から言うと、うつらうつらだからこそ、余計に、何かすごい大事なものを見つけた気分になるようです。

こうして実際に読む時間は、せいぜい十分から十五分、最大でも三十分ぐらいです。
しかし、積み重ねるとかなりのものになります。

朝読に限りません。
以前の私のように、睡眠に入るまでの間の寝床読でもいいのです。
これなら三十分から一時間ぐらいは読めるのではないでしょうか。
もちろん、十分か十五分でもいいのです。
毎日一ページでも、とにかく読む時間を作って取り組んでみることが大切です。

*時間は作るもの*
どんな隙間時間であれ、意識して作ろうとしなければ、いくら待っていても向こうからやって来ることは絶対にありません。
なにをする時間であれ、自分で作らない限り生まれてはきません。
時間を作る、これも習慣にしておきましょう。

*読み続けることで身に付くものがある*
要は、ことです。
読み続けることで読書のおもしろさがわかり、読書する頭に変わってゆきます。
さらに読み続けるうちに、知らず知らず言葉の感覚が磨かれてゆきます。

そして、更なる意識の変革へとつながってゆくのです。
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