例年この日のことを書いてきましたが、間違いを書いていました。
従来、「イギリスの左利きの会 The Left-Handers Club が1992年に制定した「左利きの日」International Left-Handers Day」としてきました。
私の他のサイトでも一貫してこの説を書いてきました。
ところが昨年、アメリカの左利きの会「Lefthanders International」について調べていましたところ、誤りであったことが判明しました。
これは、
1976年、アメリカの「Dean R. Campbell」氏が、自身の左手・左利き用品の店の開店一周年を記念して、その開店日にあたる8月13日に、左利きの会「Lefthanders International」(隔月刊で、左利きに人のための雑誌"Lefthandaer magazine"を発行していた)を設立し、この日を「左利きの日」と制定した
というのが真実のようです。
(改めて私の手元にある"Lefthandaer magazine"のバックナンバーを紐解いてみましたところ、それを裏付ける内容の"Lefthanders day"の記事が掲載されていました。)
*『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第116号(No.116) 2008/1/19「2007年の左利き事情―後編―&第2回<LYグランプリ>2008」
「左利き講座<左利きQ&A>(14)2007年の左利き事情―後編―」記事参照
*『レフティやすおの左組通信』
左利きの日を祝おう!(左利きの日のページ)
*International Lefthanders Day - Wikipedia, the free encyclopedia
「左利き用品の普及および左利きに対する理解を広めようといった趣旨で始められたもの」という動機の点は、従来通りで間違いありません。
左手・左利き用品のお店の「イヴェント」として、という意味ではまさにピッタリの趣旨です。
というわけで、従来より16年遡ることになり、今年は33回目となります。
上のアメリカの会は解散してしまったようですが、イギリスのほうはまだ活動しています。
*LEFTHANDERS DAYのサイト―イギリスのANYTHING LEFT-HANDEDという左手・左利き用品専門店のサイト内の「左利きの会」Left-Handers Clubのサイトにある(こちらは、17回目とうたっている。)
私のほうのサイトでは特にこれといったことはしていませんが、こういう<左利きの日>があるということを機会あるごとに宣伝するだけでも意義があるのでは、と考えています。
年に二度ぐらい(日本では別個に2月10日は<日本版>の左利きの日としています。)少数派である左利きに目を向ける日があってもいいのではと思います。
今年は、ここのところ(7月に入って)、左利きに関する科学的研究本『左対右 きき手大研究』(八田武志/著 化学同人・DOUJIN選書―同氏の1996年の前著『左ききの神経心理学』以降の左利き・利き手研究の成果をまとめたもの、前著は専門的なものでお値段もそれなりのものでしたが、今回は一般向きの啓蒙書でお値段もお手ごろとなっています。左利き・利き手に関心のある方は必読!)
が出版されたり、
女性向け週刊誌『女性自身』に左利きの記事が出たり(8月13日左利きの日にちなむものと銘打たれています。なかでも、プロの書道家・武田双雲氏が左手書道に挑戦されているのが目を惹きます!)、
6月にも江戸時代を背景にした落語から現代社会を考えるといった本『落語の国からのぞいてみれば』(堀井憲一郎/著 講談社現代新書1947)のなかにも、落語のなかの左利き、江戸時代の左利きについて書かれた章がありました。
*『レフティやすおの本屋』左利きの本棚/研究書・実用書(『左対右 きき手大研究』『左ききの神経心理学』ほか)
左利きの本棚/研究書2(『落語の国からのぞいてみれば』ほか)
左利きがメジャーな話題となったとは言いませんが、日常的な話題の一つとして通用する時代になってきたということは十分いえるのではないかと思います。
もっと多くの方が「利き(手)の違い」ということに目を向けてもらえるようになれば、左利きの私たちももっと暮らしやすい世の中に変っていくのではないか、と考えています。
そして、それは、単に「強度の左利き」という人だけでなく、「潜在的に左利きの要素を持つ人たち」―例えば、利き手は右でも、利き目や利き足は左という人、また右手使いと左手使いが混在するという人―、あるいは「右手が不自由だという人」など、様々な境遇の人たちにとっても暮らしやすい社会へと変える、大切な一歩となるような気がします。
※
参照:過去の<国際左利きの日>8月13日の記事
・2007.08.14 少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される お茶でっせ版、新生活版
・2006.8.13 きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です お茶でっせ版、新生活版
・2005.8.13 今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY お茶でっせ版、新生活版
・2005.7.26 あなたの左利きの願い事を教えて! お茶でっせ版、新生活版
・2004.8.13 きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」
・2004.8.12 明日8月13日は「左利きの日」
*過去の<日本版左利きの日>2月10日(レフトの日)に関する記事:
・2007.08.14 少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される
お茶でっせ版、新生活版
・2006.8.13 きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です
お茶でっせ版、新生活版
・2005.8.13 今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY
お茶でっせ版、新生活版
・2005.7.26 あなたの左利きの願い事を教えて!
お茶でっせ版、新生活版
・2004.8.13 きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」
・2004.8.12 明日8月13日は「左利きの日」
*過去の<日本版左利きの日>2月10日(レフトの日)に関する記事:
・2008.02.10 2月10日左利きの日記念<LYグランプリ>2008発表
お茶でっせ版、新生活版
・2008.1.28 2月10日日本版左利きの日記念第二回<LYグランプリ>2008開催中!
お茶でっせ版、新生活版
・2007.2.10 2月10日日本版左利きの日記念第1回LYG読者大賞発表
お茶でっせ版、新生活版
・2007.1.31 2月10日左利きの日記念「LYグランプリ」第1回開催中
お茶でっせ版、新生活版
・2006.2.9 2月10日は日本版左利きの日
お茶でっせ版、新生活版
・2006.1.26 左利きアンケート第25回日本の左利きの日―レ(0)フ(2)ト(10)の日を知っていますかのお知らせ
お茶でっせ版、新生活版
・2004.2.10 どうなった? 2月10日は「レフトの日」(お茶でっせ版)
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「33回目の8月13日国際左利きの日」を転載したものです。
---
◆「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
―左利きの人、左利きに興味のある人のためのメールマガジン発行中!
(最新号はこちら)
* 親野智可等・発行「親力で決まる子供の将来」No913 2007/12/26号で紹介されました!
*『R25』ランキンレビュー「右利きが左利きより多いのはなぜ?」でコメントが紹介されました!
◆◆本と読書に関する新メルマガ「レフティやすおの楽しい読書」始めました!
登録及び解除(配信中止)は、こちら「レフティやすおの楽しい読書」、まぐまぐ!のページ
「最新号」は、こちら
従来、「イギリスの左利きの会 The Left-Handers Club が1992年に制定した「左利きの日」International Left-Handers Day」としてきました。
私の他のサイトでも一貫してこの説を書いてきました。
ところが昨年、アメリカの左利きの会「Lefthanders International」について調べていましたところ、誤りであったことが判明しました。
これは、
1976年、アメリカの「Dean R. Campbell」氏が、自身の左手・左利き用品の店の開店一周年を記念して、その開店日にあたる8月13日に、左利きの会「Lefthanders International」(隔月刊で、左利きに人のための雑誌"Lefthandaer magazine"を発行していた)を設立し、この日を「左利きの日」と制定した
というのが真実のようです。
(改めて私の手元にある"Lefthandaer magazine"のバックナンバーを紐解いてみましたところ、それを裏付ける内容の"Lefthanders day"の記事が掲載されていました。)
*『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第116号(No.116) 2008/1/19「2007年の左利き事情―後編―&第2回<LYグランプリ>2008」
「左利き講座<左利きQ&A>(14)2007年の左利き事情―後編―」記事参照
*『レフティやすおの左組通信』
左利きの日を祝おう!(左利きの日のページ)
*International Lefthanders Day - Wikipedia, the free encyclopedia
「左利き用品の普及および左利きに対する理解を広めようといった趣旨で始められたもの」という動機の点は、従来通りで間違いありません。
左手・左利き用品のお店の「イヴェント」として、という意味ではまさにピッタリの趣旨です。
というわけで、従来より16年遡ることになり、今年は33回目となります。
上のアメリカの会は解散してしまったようですが、イギリスのほうはまだ活動しています。
*LEFTHANDERS DAYのサイト―イギリスのANYTHING LEFT-HANDEDという左手・左利き用品専門店のサイト内の「左利きの会」Left-Handers Clubのサイトにある(こちらは、17回目とうたっている。)
私のほうのサイトでは特にこれといったことはしていませんが、こういう<左利きの日>があるということを機会あるごとに宣伝するだけでも意義があるのでは、と考えています。
年に二度ぐらい(日本では別個に2月10日は<日本版>の左利きの日としています。)少数派である左利きに目を向ける日があってもいいのではと思います。
今年は、ここのところ(7月に入って)、左利きに関する科学的研究本『左対右 きき手大研究』(八田武志/著 化学同人・DOUJIN選書―同氏の1996年の前著『左ききの神経心理学』以降の左利き・利き手研究の成果をまとめたもの、前著は専門的なものでお値段もそれなりのものでしたが、今回は一般向きの啓蒙書でお値段もお手ごろとなっています。左利き・利き手に関心のある方は必読!)
が出版されたり、
女性向け週刊誌『女性自身』に左利きの記事が出たり(8月13日左利きの日にちなむものと銘打たれています。なかでも、プロの書道家・武田双雲氏が左手書道に挑戦されているのが目を惹きます!)、
6月にも江戸時代を背景にした落語から現代社会を考えるといった本『落語の国からのぞいてみれば』(堀井憲一郎/著 講談社現代新書1947)のなかにも、落語のなかの左利き、江戸時代の左利きについて書かれた章がありました。
*『レフティやすおの本屋』左利きの本棚/研究書・実用書(『左対右 きき手大研究』『左ききの神経心理学』ほか)
左利きの本棚/研究書2(『落語の国からのぞいてみれば』ほか)
左利きがメジャーな話題となったとは言いませんが、日常的な話題の一つとして通用する時代になってきたということは十分いえるのではないかと思います。
もっと多くの方が「利き(手)の違い」ということに目を向けてもらえるようになれば、左利きの私たちももっと暮らしやすい世の中に変っていくのではないか、と考えています。
そして、それは、単に「強度の左利き」という人だけでなく、「潜在的に左利きの要素を持つ人たち」―例えば、利き手は右でも、利き目や利き足は左という人、また右手使いと左手使いが混在するという人―、あるいは「右手が不自由だという人」など、様々な境遇の人たちにとっても暮らしやすい社会へと変える、大切な一歩となるような気がします。
※
参照:過去の<国際左利きの日>8月13日の記事
・2007.08.14 少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される お茶でっせ版、新生活版
・2006.8.13 きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です お茶でっせ版、新生活版
・2005.8.13 今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY お茶でっせ版、新生活版
・2005.7.26 あなたの左利きの願い事を教えて! お茶でっせ版、新生活版
・2004.8.13 きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」
・2004.8.12 明日8月13日は「左利きの日」
*過去の<日本版左利きの日>2月10日(レフトの日)に関する記事:
・2007.08.14 少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される
お茶でっせ版、新生活版
・2006.8.13 きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です
お茶でっせ版、新生活版
・2005.8.13 今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY
お茶でっせ版、新生活版
・2005.7.26 あなたの左利きの願い事を教えて!
お茶でっせ版、新生活版
・2004.8.13 きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」
・2004.8.12 明日8月13日は「左利きの日」
*過去の<日本版左利きの日>2月10日(レフトの日)に関する記事:
・2008.02.10 2月10日左利きの日記念<LYグランプリ>2008発表
お茶でっせ版、新生活版
・2008.1.28 2月10日日本版左利きの日記念第二回<LYグランプリ>2008開催中!
お茶でっせ版、新生活版
・2007.2.10 2月10日日本版左利きの日記念第1回LYG読者大賞発表
お茶でっせ版、新生活版
・2007.1.31 2月10日左利きの日記念「LYグランプリ」第1回開催中
お茶でっせ版、新生活版
・2006.2.9 2月10日は日本版左利きの日
お茶でっせ版、新生活版
・2006.1.26 左利きアンケート第25回日本の左利きの日―レ(0)フ(2)ト(10)の日を知っていますかのお知らせ
お茶でっせ版、新生活版
・2004.2.10 どうなった? 2月10日は「レフトの日」(お茶でっせ版)
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「33回目の8月13日国際左利きの日」を転載したものです。
---

―左利きの人、左利きに興味のある人のためのメールマガジン発行中!
(最新号はこちら)
* 親野智可等・発行「親力で決まる子供の将来」No913 2007/12/26号で紹介されました!
*『R25』ランキンレビュー「右利きが左利きより多いのはなぜ?」でコメントが紹介されました!
◆◆本と読書に関する新メルマガ「レフティやすおの楽しい読書」始めました!
登録及び解除(配信中止)は、こちら「レフティやすおの楽しい読書」、まぐまぐ!のページ
「最新号」は、こちら