いつも左利き関係の情報を教えてくれるガボちゃんのブログ
できれば…
で紹介されていたのが、これ↓
『動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文字編』 2018/11/20
『動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文章編』
プレスリリース:
AR技術を利用して、筆順アニメーションが見られる、全く新しいペン字練習帳が三省堂から登場!!
三省堂サイト:
動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文字編
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●監修者:笹原宏之(ささはら・ひろゆき)
●手本文字:佐藤英樹(さとう・ひでき)
特徴その①
無料の「三省堂AR」アプリを使って、お手本アニメーションを見ることができる!
特徴その②
書写教科書を発行する三省堂が、そのノウハウも利用して編集・開発!
特徴その③
左利きにもやさしい紙面レイアウト!
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この本の最大の特徴は、スマホのアプリを使ってお手本動画を見ることができる、という点でしょう。
しかし、注目したいのは、3番目の「左利きにもやさしい紙面レイアウト!」という点です。
先に紹介した左利き(左手書き)専用練習帳
岡田崇花『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』ブティック社・ブティックムック
*参照:
2018.10.24
『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』10月18日発売
2018.11.26
岡田崇花先生リベンジなる!『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』を買う
の時にも書きましたように、昨今の文字練習帳は練習スペースがみな、左から右へ(⇒)の右手書き(右利き)に都合のよい配置になっているということです。
「お手本」⇒「なぞり」マス⇒「十字罫線」マス⇒「白紙」マス
その点、左利き・左手書き専用以外の一般的な練習帳で、左手書き・左利きに配慮している点は、やはりちょっと注目に値するものです。
ところが、確かに配慮は感じますが、今一つという気がします。
ガボちゃんがブログ記事でも書いていらっしゃったように、
にすれば、本当の意味で左右平等と言えそうです。
ついでに書けば、ガボちゃんのもう一つの意見
と言う点は、ご自身で書いていらっしゃるように、
という次元の話ですね。
私の経験を書けば、基本は右手書きと同じ書き順と書き方ですが、何かの時に右から左へ(←)の横画を書く場合があります。
特にスピード重視の書き方をするようになりますと――小学校の高学年ぐらいになり勉強が忙しくなりますと、特定の文字において、そういう書き方が自然と身に付くようです。
また左右の払いについて書きますと、右手書きの場合は、左右の払いは左側が短く、右側が長く太くなります。
しかし左手書きの場合、左はらい(ノ)が右払いより長くなる傾向があります。
たとえば「金」の字でも、上の「人」の部分が左側が長く延びます。
左払いは書きやすく、右払いはどうしても書きにくいので短くなります。
・・・
さて、この『ペン字練習帳』の特徴に戻ります。
本書の工夫として、「なぞり」のマスの次(右側)に、一画目の書き始めの位置を示す「点」付きのマスがあり、「空白」のマスが右側に続きます。
「なぞり」⇒「点」付き⇒「空白」
この「点」付きが工夫になっているのですが、何度も言いますように、右手書きに都合のいい、右側に流れていく(⇒)パターンです。
この辺が左手書きの人には、うっとうしい、という感じです。
「多数派にならえ」ということなんでしょう……。
結局のところ、「お手本が(左側ではなく)上にある」というのが、唯一の左利きへの配慮ということになります。
「ないよりはまし」とは言えますけれど……。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利きにもやさしい?『動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文字編・文章編』
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できれば…
で紹介されていたのが、これ↓
『動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文字編』 2018/11/20
『動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文章編』
プレスリリース:
AR技術を利用して、筆順アニメーションが見られる、全く新しいペン字練習帳が三省堂から登場!!
三省堂サイト:
動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文字編
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《字体や字形のポイントに合わせて、「見て」「書いて」「かざして」学ぶ全く新しいペン字練習帳!文化庁「常用漢字表の字体・字形に関する指針」の内容をもとに常用漢字を約500字掲載。「三省堂AR」アプリを使って、お手本アニメーションを見ることができる。》
●監修者:笹原宏之(ささはら・ひろゆき)
●手本文字:佐藤英樹(さとう・ひでき)
特徴その①
無料の「三省堂AR」アプリを使って、お手本アニメーションを見ることができる!
特徴その②
書写教科書を発行する三省堂が、そのノウハウも利用して編集・開発!
特徴その③
左利きにもやさしい紙面レイアウト!
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この本の最大の特徴は、スマホのアプリを使ってお手本動画を見ることができる、という点でしょう。
しかし、注目したいのは、3番目の「左利きにもやさしい紙面レイアウト!」という点です。
先に紹介した左利き(左手書き)専用練習帳
岡田崇花『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』ブティック社・ブティックムック
*参照:
2018.10.24
『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』10月18日発売
2018.11.26
岡田崇花先生リベンジなる!『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』を買う
の時にも書きましたように、昨今の文字練習帳は練習スペースがみな、左から右へ(⇒)の右手書き(右利き)に都合のよい配置になっているということです。
「お手本」⇒「なぞり」マス⇒「十字罫線」マス⇒「白紙」マス
その点、左利き・左手書き専用以外の一般的な練習帳で、左手書き・左利きに配慮している点は、やはりちょっと注目に値するものです。
《本書では、練習欄の上に手本を掲載しています。
左利きの人も、自分の手で手本が隠れることなく練習できます。》
ところが、確かに配慮は感じますが、今一つという気がします。
ガボちゃんがブログ記事でも書いていらっしゃったように、
《練習欄を2段6マスに増やして/上段はすべて薄文字印刷で/下段は白紙のマスにすれば/いいんじゃないかと思います。》
にすれば、本当の意味で左右平等と言えそうです。
ついでに書けば、ガボちゃんのもう一つの意見
《書き順の「横線は左→右」の決まり事を「左右どちらからでもいい」にする》
と言う点は、ご自身で書いていらっしゃるように、
《平等度はアップしますが、/それは練習帳の編集を工夫して改善できる範囲ではないですね。》
という次元の話ですね。
私の経験を書けば、基本は右手書きと同じ書き順と書き方ですが、何かの時に右から左へ(←)の横画を書く場合があります。
特にスピード重視の書き方をするようになりますと――小学校の高学年ぐらいになり勉強が忙しくなりますと、特定の文字において、そういう書き方が自然と身に付くようです。
また左右の払いについて書きますと、右手書きの場合は、左右の払いは左側が短く、右側が長く太くなります。
しかし左手書きの場合、左はらい(ノ)が右払いより長くなる傾向があります。
たとえば「金」の字でも、上の「人」の部分が左側が長く延びます。
左払いは書きやすく、右払いはどうしても書きにくいので短くなります。
・・・
さて、この『ペン字練習帳』の特徴に戻ります。
本書の工夫として、「なぞり」のマスの次(右側)に、一画目の書き始めの位置を示す「点」付きのマスがあり、「空白」のマスが右側に続きます。
「なぞり」⇒「点」付き⇒「空白」
この「点」付きが工夫になっているのですが、何度も言いますように、右手書きに都合のいい、右側に流れていく(⇒)パターンです。
この辺が左手書きの人には、うっとうしい、という感じです。
「多数派にならえ」ということなんでしょう……。
結局のところ、「お手本が(左側ではなく)上にある」というのが、唯一の左利きへの配慮ということになります。
「ないよりはまし」とは言えますけれど……。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利きにもやさしい?『動画を見ながらきれいな字が書ける ペン字練習帳 文字編・文章編』
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