レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」ペン-楽しい読書283号

2020-11-26 | 本・読書
 ―第282号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年11月30日号(No.283)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年11月30日号(No.283)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」
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 毎年、この時期恒例の
 「クリスマス・ストーリーをあなたに」の10回目です。

 昨年は、<クリスマスの夢…と悲劇>と題して、
 ジョー・ネスボ『その雪と血を』という
 ちょっと悲しいラストの現代ミステリの短い長編でした。

 今年はまた古典に戻りましょう。

 そして、いかにも伝統的なクリスマス・ストーリーらしい
 ハート・ウォーミングなラストを迎える短編を!


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-クリスマス・ストーリーをあなたに (10)- 2020
  ~ 伝統的な、愛と善意の季節にふさわしい古典の短編 ~
   「ファンダーハーフェン老人の遺言状」
    メアリー・E・ペン 小林晋/訳

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(画像:現在手元にある、過去にメルマガ『レフティやすおの楽しい読書』~クリスマス・ストーリーをあなたに~で紹介したクリスマス・ストーリーの本)

 ●過去の ~クリスマス・ストーリーをあなたに~

クリスマス・ストーリーの紹介もついに11回目となりました。

最初は、2008年12月のクリスマス号として、
ディケンズ『クリスマス・キャロル』の紹介でした。

その後は、2011年から毎年11月の末に、
「クリスマス・ストーリーをあなたに」と題して
お気に入りのクリスマス・ストーリーを紹介してきました。


 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 

2008(平成20)年12月クリスマス号(No.11)-081206-
『クリスマス・キャロル』善意の季節

『クリスマス・キャロル』ディケンズ/著 中川敏/訳 
集英社文庫 1991/11/20
―訳者の解説と木村治美の鑑賞など、資料も豊富。


~「クリスマス・ストーリーをあなたに」~

1◆2011(平成23)年11月30日号(No.70)-111130-善意の季節
『あるクリスマス』カポーティ

・『誕生日の子供たち』トルーマン・カポーティ/著 村上春樹/訳
文春文庫 2009.6.10
―クリスマス短編「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」収録
 「―思い出」はクリスマスの懐かしい、でもちょっと切ない思い
 出を振り返る愛情あふれる物語で、少年に与えられたクリスマス
 の贈り物、「ある―」は逆に、少年が与えたクリスマスの贈り物
 の思い出話といえる抒情的名編

善意の季節『あるクリスマス』カポーティ
『お茶でっせ』版


2◆2012(平成24)年11月30日号(No.94)-121130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星』から

・『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー/著 中村能三/訳
ハヤカワ文庫―クリスティー文庫(2003/11/11)
―おススメ短篇「水上バス」を含む、クリスマスにまつわる小説と
 詩を集めた、クリスティーが読者に贈るクリスマス・ブック

クリスマス・ストーリーをあなたに ―第94号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『お茶でっせ』版
『作文工房』版


3◆2013(平成25)年11月30日号(No.117)-131130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム

・『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム/著
田村隆一/訳 扶桑社エンターテイメント(1994.10.30) [文庫本]
―『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームの描く
 サンタ・クロースの生涯を描く、サンタさん誕生物語

『サンタクロース少年の冒険』ライマン・フランク・ボーム/著
矢部太郎/イラスト 畔柳和代/訳 新潮文庫 2019/11/28

クリスマス・ストーリーをあなたに~
『サンタクロースの冒険』ボーム
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


4◆2014(平成26)年11月30日号(No.140)-141130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』コニー・ウィリス」

「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」収録短編集:
・『マーブル・アーチの風』コニー・ウィリス/著 大森望/編訳
早川書房・プラチナ・ファンタジイ(2008.9.25)
―もう一つのクリスマス・ストーリー「ニュースレター」も収録

クリスマス・ストーリーをあなたに~
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』コニー・ウィリス ―第140号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


5◆2015(平成27)年11月30日号(No.164)-151130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『まれびとこぞりて』コニー・ウィリス」

「まれびとこぞりて」収録短編集:
・『混沌【カオス】ホテル (ザ・ベスト・オブ・コニー・ウィリス)』
 コニー・ウィリス/著 大森望/訳 ハヤカワ文庫SF1938 2014.1.25

クリスマス・ストーリーをあなたに―
「まれびとこぞりて」コニー・ウィリス ―第164号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


6◆2016(平成28)年11月30日号(No.188)-161130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』」

・『クリスマス・ブックス』ディケンズ/著 ちくま文庫 1991/12
―落語調訳「クリスマス・キャロル」小池滋/訳、
 「鐘の音」松村昌家/訳

・『クリスマス・ブックス』田辺洋子/訳 渓水社 2012
―前期(1843-48)のクリスマス中編5編を収録。「クリスマス・キャ
 ロル」「鐘の音」「炉端のこおろぎ」「人生の戦い」「憑かれた男」

クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』 ―第188号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


7◆2017(平成29)年11月30日号(No.212)-171130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治」

「クリスマス・プレゼント」収録短編集:
・『有機戦死バイオム』梶尾真治/著 ハヤカワ文庫JA 1989.10

クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治
―第212号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


8◆2018(平成30)年11月30日号(No.236)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(8)
『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング」

・『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング/著
ランドルフ・コールデコット/挿絵 齊藤昇/訳 三元社 2016.12.1
―1920年刊『スケッチ・ブック』第5分冊(クリスマス編)を基に、
 コールデコットの挿絵をつけて1876年に刊行された。

クリスマス・ストーリーをあなたに~(8)
『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング
―第236号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『お茶でっせ』版
『新生活』版


9◆2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」

・『その雪と血を』ジョー・ネスボ/著 鈴木恵/訳
 ハヤカワ・ミステリ文庫 2018/11/20
―ノルウェーを代表するサスペンス作家が描くパルプ・ノワール。
 第8回翻訳ミステリー大賞および第5回読者賞をダブル受賞した。

クリスマス・ストーリーをあなたに(9)『その雪と血を』ジョー・
ネスボ ―第260号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『お茶でっせ』版
『新生活』版

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【古典編】
 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』『鐘の音』
 ワシントン・アーヴィング『昔なつかしいクリスマス』
 ライマン・フランク・ボーム『サンタクロースの冒険』

【現代編】
 トルーマン・カポーティ「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」
 アガサ・クリスティー「水上バス」
 コニー・ウィリス「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」
 「まれびとこぞりて」
 梶尾真治「クリスマス・プレゼント」
 ジョー・ネスボ『その雪と血を』


 ●作家と作品について

メアリー・E・ペン
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」
Old Vanderhaven's Will(1880)

傑作短篇
(商人として成功した祖父は夢を追う孫に宣告をくだした……)

『ミステリマガジン』2020年1月号(738)
 (2019年11月25日発売) 掲載

(略)

 ●(ストーリー)15年前
 ●クリスマス前
 ●クリスマス・イブ
 ●本編について

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☆彡★彡 最後に、御願い! ☆彡★彡

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今年もまぐまぐ大賞というのをやっています。
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本誌では、「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」と題して、『ミステリマガジン』2020年1月号(738)掲載のメアリー・E・ペンの昔ならではの心温まる傑作短篇クリスマス・ストーリー「ファンダーハーフェン老人の遺言状」を紹介しています。

本編については、本誌本文で紹介していますように、雑誌The Argosy誌1880年12月号に掲載されたクリスマス・ストーリーです。
19世紀の小説らしいクリスマスストーリーの古典の一つといってよいでしょう。
機会があれば、ぜひ一読を!

私はクリスマス・ストーリーが好きで、こうして毎年「これは!」という作品を紹介してきました。

これもひとえに、少年時代に『ミステリマガジン』で出会ったクリスマス・ストーリー特集の小説のあれこれを楽しく読んだという記憶からです。


(画像:数年前に手に入れた『ミステリマガジン』クリスマス・ストーリー特集号4冊)

昨今の『ミステリマガジン』は、どうも<ミステリ専門誌>色が強くなりすぎているように思います。
昔の『ミステリマガジン』の編集方針が少し変わっていた、という見方もできますけれど。

かつての『ミステリマガジン』は、<海外ミステリ専門誌>といいつつ、海外ミステリの紹介のみでなく、広く海外文化(主にアメリカでしたが)の紹介を心掛けている、という感じの<教養雑誌>でした。
まあ、それだけ、海外情報が手に入りにくい時代でもあり、誰もがそういう情報を求めていたとも言えるのかもしれません。

欧米の作家は、たいてい生涯に一つはクリスマス・ストーリーを書いているといわれます。

日本では、クリスチャンでなくてもクリスマスを祝うという風習があります。
宗教色抜きで、それでいて、子供と家族で、恋人とカップルで、と、愛とか平和とかの一つの象徴として、一つの風物として定着してしまったというところでしょう。

ところが意外に、文学の世界では、クリスマス・ストーリーの存在が定着していないように感じます。

宗教的な、あるいは翻訳物では毎年それなりに新しい作品が紹介されているようです。
また、一部のロマンス小説などでは和製の作品もいくつか見られます。

しかし、この時期にクリスマス・ストーリーが大いに話題になる、ということもありません。
クリスマス・プレゼントしてクリスマスの本が贈られる、という話もほとんど聞きません。

(私が本屋さん時代は、この時期になりますと、本をプレゼント用に包装するサービスを利用するお客さまがかなりいらっしゃったものでした。
 私も下手ながら、工夫をこらして包装させていただいたものでした。
 今はどうなんでしょうね。)

それはやっぱり、淋しく感じます。
一部の人だけのお楽しみではなく、広く親しまれるように、これからも毎年「これは!」というクリスマス・ストーリー作品を紹介してゆくつもりです。

日本でももっとクリスマス・ストーリーが読まれることを願っています。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」ペン-楽しい読書283号
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