今年最後になりそうです。
左利き関連―左手書き、および左手・左利き用品の記事を。
先日、来年用の読書記録用ノートと年賀状保存用A4ホルダーを買いに、大阪市内の無印良品まで行ってきました。
去年、MUJIの支店がテナントとして入っていた生活圏内の西友が建物老朽化で閉店し、近くに店がなくなってしまったわけです。
そこの文具コーナーで、カッコイイ定規を見つけました。
(画像:定規とノート)
(このノートも、上下の区別のない罫線だけのページで、表紙も無地。
上下左右どっちから使ってもいいという、対称形ノートで、左利きにも優しいノートと言えそうです。
また、真ん中で糸綴じされているので、ペッタンコに開けるため、どちらのページを書くときも、綴じの部分が邪魔をすることもありません。
おススメです!)
●「両面目盛の定規15cm」
(画像:両面目盛の定規15cm 表・裏)
黒地に白抜きで目盛数字が入っているのですが、ナント両面に目盛が振ってある15センチ定規です。
裏表で数字の振る方向が変えてあり、左右両使いできる定規でした。
片面が右から目盛で、裏返したもう片面が左から目盛です。
(画像:鏡に映した定規)
右手書き・右利きの人は、左から右へ(→)線を引くので、左からの目盛が便利です。
逆に、左手書き・左利きの人の場合は、(多くの人は)右から左へ(←)線を引きます。
そのため、右から始まる目盛が便利なのです。
(普通の右用定規を使うときは、頭の中で逆算していた。
5センチ引くなら、15-5=10。「10」まで。
この定規なら、5センチなら「5」までで、見たまんまでいい!)
この定規は、その両方の人の使い方に対応する製品なのです。
(左利き・左手書きでも一部の人は、左から右に線を引きます。)
もちろん「表」が「左手書き用の右から目盛」で、「裏」が「右手書き用の左から目盛」です!
まあ、右使いの人から見たら、「逆だ」と言うかもしれませんけれど。
*参照:無印良品サイト
両面目盛の定規15cm
税込 100円 /商品番号15916153
●他の「左利き」(左手)用品
同じ文具コーナーに、「左ききでも使いやすいカッター」というのがありました。
こちらは、うすべったい金属製のカッターでした。
「刃を裏返してセットし直せば、左手用になる」というものです。
左ききでも使いやすいカッター 長さ約13cm
《刃の向きを入れかえて、左利きの人でも使いやすいカッターです。》
税込 280円 /商品番号15822928
他に「左利き」用のものはないか、とMUJIサイトで「左利き」検索すると出てきたのは、上↑のカッタ―と、下↓のこれだけでした。
ステンレス ターナー 約幅9.5×長さ33cm、柄24cm
左利きの方でも使えるフライ返しです。
税込 900円
商品番号15127375
これは左右対称形のターナーです。
左右対称形であれば、たいていのものは、右でも左でも使えるものになります。
無分別に「右利き仕様」にするのではなく、ちょっと気を配ってもらえれば、左利きの人にも使えるものになるのですけれど…。
●2012年「無印良品プロジェクト ハートフル・左利き」
2012年に「無印良品プロジェクト ハートフル・左利き」というのがありました。
今でもサイトは残っているようですが、その後まったく展開がないままでした。
少なくともサイト上、および私の知る限りでは。
(サイトより)
プロジェクトのステップ
1 2012年6月27日
[受付終了]左利きについてのアンケート(ステーショナリー編)
2 2012年7月18日
[受付終了]左利きについてのアンケート(キッチン用品編)
3 2012年8月29日
左利きについてのアンケート(ステーショナリー編)結果報告
4 2012年9月12日
左利きについてのアンケート(キッチン用品編)結果報告
5 商品発売
↑
この部分だけ空白です。
<無印良品 暮らしの良品研究所>の2013年4月3日のコラム「左利きの道具」でも、色々と書いてありました。
末尾には
少なくとも私の知る範囲では、昨年までは、このような定規は見ませんでしたし、カッターも気付きませんでした。
プロジェクトのアンケートにあった「両利きカッター」は、今回見たカッターそっくりです。
ガンバった成果でしょうか。
*参照:『お茶でっせ』記事:
・2013.4.22 左利きの道具<無印良品 暮らしの良品研究所>4月3日コラム
無印・左利きプロジェクト関連の記事:
・2012.9.21 空想無印Facebook左利きPJで親野智可等先生のコラムが…
・2012.7.20 無印良品プロジェクト ハートフル・左利き
・2012.4.4 Project01左利き~空想無印cuusoo muji商品化企画の試み
●左右両用ユニバーサル・デザイン
左(左手・左利き)専用に拘らなくても、左右両用のものを目指せば、当面の用には使えるものになるので、ユニバーサル・デザインと言えるでしょう。
そのような製品なら、「価格が高くなる」「売れないから造らない」といった問題もクリアしやすいのではないでしょうか。
今回の定規のように、ちょっとした工夫でクリアできることがあるのです。
しかも、他にない斬新なデザインで人目を引くことができ、差別化でき、購買心を掻き立てることができます。
左右の偏りのないデザインは、MUJIらしいシンプルさに通じるものがあると思います。
これからもできることから製品化して欲しいものです。
期待しています。
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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左利き関連―左手書き、および左手・左利き用品の記事を。
先日、来年用の読書記録用ノートと年賀状保存用A4ホルダーを買いに、大阪市内の無印良品まで行ってきました。
去年、MUJIの支店がテナントとして入っていた生活圏内の西友が建物老朽化で閉店し、近くに店がなくなってしまったわけです。
そこの文具コーナーで、カッコイイ定規を見つけました。
(画像:定規とノート)
(このノートも、上下の区別のない罫線だけのページで、表紙も無地。
上下左右どっちから使ってもいいという、対称形ノートで、左利きにも優しいノートと言えそうです。
また、真ん中で糸綴じされているので、ペッタンコに開けるため、どちらのページを書くときも、綴じの部分が邪魔をすることもありません。
おススメです!)
●「両面目盛の定規15cm」
(画像:両面目盛の定規15cm 表・裏)
黒地に白抜きで目盛数字が入っているのですが、ナント両面に目盛が振ってある15センチ定規です。
裏表で数字の振る方向が変えてあり、左右両使いできる定規でした。
片面が右から目盛で、裏返したもう片面が左から目盛です。
(画像:鏡に映した定規)
右手書き・右利きの人は、左から右へ(→)線を引くので、左からの目盛が便利です。
逆に、左手書き・左利きの人の場合は、(多くの人は)右から左へ(←)線を引きます。
そのため、右から始まる目盛が便利なのです。
(普通の右用定規を使うときは、頭の中で逆算していた。
5センチ引くなら、15-5=10。「10」まで。
この定規なら、5センチなら「5」までで、見たまんまでいい!)
この定規は、その両方の人の使い方に対応する製品なのです。
(左利き・左手書きでも一部の人は、左から右に線を引きます。)
もちろん「表」が「左手書き用の右から目盛」で、「裏」が「右手書き用の左から目盛」です!
まあ、右使いの人から見たら、「逆だ」と言うかもしれませんけれど。
*参照:無印良品サイト
両面目盛の定規15cm
《黒地に白抜き文字を採用した、視認性の高い定規です。表面は左から、裏面は右から目盛が入っています。》
税込 100円 /商品番号15916153
●他の「左利き」(左手)用品
同じ文具コーナーに、「左ききでも使いやすいカッター」というのがありました。
こちらは、うすべったい金属製のカッターでした。
「刃を裏返してセットし直せば、左手用になる」というものです。
左ききでも使いやすいカッター 長さ約13cm
《刃の向きを入れかえて、左利きの人でも使いやすいカッターです。》
税込 280円 /商品番号15822928
他に「左利き」用のものはないか、とMUJIサイトで「左利き」検索すると出てきたのは、上↑のカッタ―と、下↓のこれだけでした。
ステンレス ターナー 約幅9.5×長さ33cm、柄24cm
左利きの方でも使えるフライ返しです。
税込 900円
商品番号15127375
これは左右対称形のターナーです。
左右対称形であれば、たいていのものは、右でも左でも使えるものになります。
無分別に「右利き仕様」にするのではなく、ちょっと気を配ってもらえれば、左利きの人にも使えるものになるのですけれど…。
●2012年「無印良品プロジェクト ハートフル・左利き」
2012年に「無印良品プロジェクト ハートフル・左利き」というのがありました。
今でもサイトは残っているようですが、その後まったく展開がないままでした。
少なくともサイト上、および私の知る限りでは。
(サイトより)
プロジェクトのステップ
1 2012年6月27日
[受付終了]左利きについてのアンケート(ステーショナリー編)
2 2012年7月18日
[受付終了]左利きについてのアンケート(キッチン用品編)
3 2012年8月29日
左利きについてのアンケート(ステーショナリー編)結果報告
4 2012年9月12日
左利きについてのアンケート(キッチン用品編)結果報告
5 商品発売
↑
この部分だけ空白です。
<無印良品 暮らしの良品研究所>の2013年4月3日のコラム「左利きの道具」でも、色々と書いてありました。
末尾には
《無印良品では、アンケートをもとに、ステーショナリーとキッチン用品で、左利きの方にも使いやすい商品開発を急ピッチで進行中です。》とあったのですけれど…。
少なくとも私の知る範囲では、昨年までは、このような定規は見ませんでしたし、カッターも気付きませんでした。
プロジェクトのアンケートにあった「両利きカッター」は、今回見たカッターそっくりです。
ガンバった成果でしょうか。
*参照:『お茶でっせ』記事:
・2013.4.22 左利きの道具<無印良品 暮らしの良品研究所>4月3日コラム
無印・左利きプロジェクト関連の記事:
・2012.9.21 空想無印Facebook左利きPJで親野智可等先生のコラムが…
・2012.7.20 無印良品プロジェクト ハートフル・左利き
・2012.4.4 Project01左利き~空想無印cuusoo muji商品化企画の試み
●左右両用ユニバーサル・デザイン
左(左手・左利き)専用に拘らなくても、左右両用のものを目指せば、当面の用には使えるものになるので、ユニバーサル・デザインと言えるでしょう。
そのような製品なら、「価格が高くなる」「売れないから造らない」といった問題もクリアしやすいのではないでしょうか。
今回の定規のように、ちょっとした工夫でクリアできることがあるのです。
しかも、他にない斬新なデザインで人目を引くことができ、差別化でき、購買心を掻き立てることができます。
左右の偏りのないデザインは、MUJIらしいシンプルさに通じるものがあると思います。
これからもできることから製品化して欲しいものです。
期待しています。
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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