『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第574号 別冊編集後記
第574号(No.574) 2020/7/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第574号(No.574) 2020/7/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
先輩の証言から学ぼう、というテーマの
20回目です。
元広島カープのエース・川口和久投手が
引退後に出版された異色の野球本で、
左利き必読ともいうべき、左利きの人の特徴や性格、
左利きの投手の心理やらなにやらから考察した
“サウスポー(左腕投手)論”の著書『反逆の左腕』から、
私がとても気になった部分を紹介する第二弾です。
『反逆の左腕 サウスポー投手、極上の一球は、
マウンドで自分の世界にはいったときに生まれる』
川口和久/著 ネコ・パブリッシング 2001.8
目次
第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する
第2章 左のエースと右のエース―サウスポーは投球術ではなく、
感性でバッターを制圧する
第3章 サウスポー使いの名人達―サウスポーは
自分の長所を伸ばしてくれる人間には頭が上がらない
第4章 左対左・左対右の醍醐味―サウスポーは
最強の敵を相手にしたとき、思いがけない力を発揮する
金田正一、江夏豊、大野豊、新浦寿夫、石井一久…
人々を魅了してきたサウスポーには、
とんでもない個性があった!これは暴論か?あるいは新理論か?
かつてない野球論、ここに誕生。
史上に残る名投手・金田、三振にこだわった・江夏、
現役では工藤、石井など、左投手には右投手にはない魅力がある。
「三振こそ投手の華」を貫いた川口和久が語る新たな投手論。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~ 20
◆ 「サウスポー」は特別な言葉 ◆
サウスポーによる、サウスポーのための、サウスポーの本
川口和久『反逆の左腕』から(2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回は、
「第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する」
から――
●「サウスポー」は特別な言葉
右利きの人を表す言葉として、
「ノウスポー」という言葉はありません。
《となれば、サウスポーというのは、
左利きの人間だけに作られた特種な言葉である
といえるのではないでしょうか。/
世の中では右利きの人間に比べれば、
左利きの人間はごく少数の存在です。
左利きの人間の方が特殊、特別ということです。
あるいは異端であるともいえるでしょう。
すなわちサウスポーという言葉は
一般的な人間と区別するために、
特別に与えられたネーミングということになります。》
●「サウスポー」の意味
《左ピッチャーの投げるしぐさと、
猫や犬が前足を使ってじゃれる姿とは、
確かに似ているような気がします。
サウスポーの投げ方も「HAND(腕)」という表現よりは
「PAW」のほうがしっくりくるような気がします。
いい得て妙です。》
●「SAUTH(南)」の意味
《当時のアメリカ南部には
左利きの人間を自然に受け入れる風土が
あったのかもしれません。》
●「サウスポー」の語源
ジェームス・ブリス、ジョセフ・モレラ
『左利きの本――右利き社会への挑戦状』
草壁焔太訳 講談社 1980(昭和55).12)
「第一部外国編 第一章われらの右利き社会」
<サウスポーはスポーツ記者の造語> によりますと――
《左利きにとっても不快でないアメリカのスラング
「サウスポー」が急速に世界中に広まった。》
《この言葉は、1890年代にシカゴの一スポーツ記者
(多分、当時のヘラルド紙のチャールズ・シーモア)が、
造語したものであると認められている。
その頃のシカゴ球場は同市のウエスト・サイドにあり、
メジャー・リーグの球場の常として、
太陽がバッターの眼にはいらないように設計されていた。
バッターは東か北東にむき、
西または南西にむかって投げるピッチャーに対して構える。
シカゴの住民は市を吹き抜ける冷たい風のせいで、
方角にきわめて敏感である。
どんな場合でもシカゴっ子は市の南側にある
“サウス・サイド”を好み、憧れる。
ひらめきのあるこの記者は、
シカゴ人にはすぐわかる方角を示す言葉で、
「左利き投手」を「サウスポー」と呼んだ。
ポー(paw)は手の意味で、左腕投手の手は南から出てくる。》
《サウスポーという言葉は
アメリカから海を越えて遠く知られていった。
左利きへの軽侮を含んでいない同義語として、
かくも広まった言葉はほかにない。
その上、サウスポーという言葉が誕生して数十年のあいだに、
この言葉は左利きの利点を暗に示すことが多くなった。》
●日本の代表的サウスポーの出身地にも…
●自然なままの左利き
《僕もそうですが、
左利きというのは生まれつきのものです。
生まれてからなんらかの矯正をしなければ、
自然に右利きになることはありえません。》
広島カープ時代のチームメートの清川栄治さんが、
《小さい時からまったく矯正された経験がなく、
いまでも箸や鉛筆を左手で器用にこなします。
ふつう、左手で横書きの文章を書くと、
書いたそばから擦れてゆき、字がかすれたり、
にじんだりして汚くなるものですが、
清川栄治君は手首を器用に折り曲げて、
擦れないように書いていくのです。
何らかの矯正をほどこさなくても左利きの人間は、
左手ですべてのことが足りるのです。》
末尾の
《何らかの矯正をほどこさなくても左利きの人間は、
左手ですべてのことが足りるのです。》
は、何度でも強調しておきたい言葉です。
・・・
*注:
ここでは原文の表記のままに
「矯正」という言葉を使っています。
私は左利きを右使いに変えることを「矯正」と呼ぶことに
反対しています。
詳しくは、こちらを↓
【「レフティやすおのお茶でっせ」
「矯正」という言葉の使用に反対する記事】
・ウェブページ(2004.10.16)
アピール:左利き-「矯正」という言葉についてのアンケート
・2017.5.24
右手使いへの変更(左利き「矯正」)について-1-
(「新生活」版)
・2004.4.2
「(左利きの)矯正」を死語にしよう
・2004.4.7
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう
・2004.11.26
「利き手(左利き)の矯正」という言葉の使用について
・2004.12.8
左利きを右手使いに変えさせる理由
【その他の「利き手判定/判別」に関する記事】
・2004.5.13
子供の利き手を見極めよう
・2004.5.17
「左利き矯正」成功者は利き手誤認?
●川口さんの左利きについて
《将来、道具一つにも困ると思ったのでしょう。
野球などをやる時は別ですが、鉛筆や箸に関してだけは
「右手で持ちなさい」と、両親に厳しく注意されて、
僕は育ちました。》
川口さんは、1959年7月生まれですので、
私よりは5歳年下になります。
現在は60か61ということになりますね。
「田舎」ということもあり、そういう時代だったのでしょう。
《そのお陰で、食事をする時やものを書いたりする時は
右利きの人とおなじように右手でこなすこともできます。
それでも、全面的に矯正されたわけではないので、
部分、部分では左利きの習性が残っていますが……。》
●右利きに「矯正」された経験から
《スイッチヒッターになるために、
左手で箸を持って大豆を皿から皿に移しかえる
トレーニングをした選手もいました。
僕の場合はそうした苦労もなしに、
昔から両打席で打つことができましたが、
それが野球選手としてよかったのかは、
いまでもわかりません。》
《というのも現役時代にある人から、
「川口、お前が全部左だったら、
もっとコントロールがよかったのに……」
といわれ、ハッとしたことがあります。
僕に限らず、たいていのサウスポーは
右利きに矯正された経験を持っています。
その結果かどうかわかりませんが、
サウスポーの人間で針の穴を通す
コントロールの持ち主には
あまりお目にかかったことがありません。》
(以下略――)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌は、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)」と題して、元広島カープのサウスポー川口和久三の著書、異色のサウスポー論とも言うべき『反逆の左腕』の第一章から気になる部分を紹介しています。
まずは「サウスポー」という言葉について。
引用以外の部分および私のコメントは本誌をご覧ください。
川口さんは、南部黒人投手説とでも言うべき語源を紹介されていて、彼らが(優れた投手という)特別な存在だったから、特別なネーミングとして「サウスポー」が生まれたのだと言います。
最後に、私の締めの言葉を転載しておきましょう。
・・・
では詳細は、本誌で。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き者の証言から~19 川口和久『反逆の左腕』(2)-週刊ヒッキイ第574号
--
第574号(No.574) 2020/7/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)
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第574号(No.574) 2020/7/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)」
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過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
先輩の証言から学ぼう、というテーマの
20回目です。
元広島カープのエース・川口和久投手が
引退後に出版された異色の野球本で、
左利き必読ともいうべき、左利きの人の特徴や性格、
左利きの投手の心理やらなにやらから考察した
“サウスポー(左腕投手)論”の著書『反逆の左腕』から、
私がとても気になった部分を紹介する第二弾です。
『反逆の左腕 サウスポー投手、極上の一球は、
マウンドで自分の世界にはいったときに生まれる』
川口和久/著 ネコ・パブリッシング 2001.8
目次
第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する
第2章 左のエースと右のエース―サウスポーは投球術ではなく、
感性でバッターを制圧する
第3章 サウスポー使いの名人達―サウスポーは
自分の長所を伸ばしてくれる人間には頭が上がらない
第4章 左対左・左対右の醍醐味―サウスポーは
最強の敵を相手にしたとき、思いがけない力を発揮する
金田正一、江夏豊、大野豊、新浦寿夫、石井一久…
人々を魅了してきたサウスポーには、
とんでもない個性があった!これは暴論か?あるいは新理論か?
かつてない野球論、ここに誕生。
史上に残る名投手・金田、三振にこだわった・江夏、
現役では工藤、石井など、左投手には右投手にはない魅力がある。
「三振こそ投手の華」を貫いた川口和久が語る新たな投手論。
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左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~ 20
◆ 「サウスポー」は特別な言葉 ◆
サウスポーによる、サウスポーのための、サウスポーの本
川口和久『反逆の左腕』から(2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回は、
「第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する」
から――
●「サウスポー」は特別な言葉
右利きの人を表す言葉として、
「ノウスポー」という言葉はありません。
《となれば、サウスポーというのは、
左利きの人間だけに作られた特種な言葉である
といえるのではないでしょうか。/
世の中では右利きの人間に比べれば、
左利きの人間はごく少数の存在です。
左利きの人間の方が特殊、特別ということです。
あるいは異端であるともいえるでしょう。
すなわちサウスポーという言葉は
一般的な人間と区別するために、
特別に与えられたネーミングということになります。》
●「サウスポー」の意味
《左ピッチャーの投げるしぐさと、
猫や犬が前足を使ってじゃれる姿とは、
確かに似ているような気がします。
サウスポーの投げ方も「HAND(腕)」という表現よりは
「PAW」のほうがしっくりくるような気がします。
いい得て妙です。》
●「SAUTH(南)」の意味
《当時のアメリカ南部には
左利きの人間を自然に受け入れる風土が
あったのかもしれません。》
●「サウスポー」の語源
ジェームス・ブリス、ジョセフ・モレラ
『左利きの本――右利き社会への挑戦状』
草壁焔太訳 講談社 1980(昭和55).12)
「第一部外国編 第一章われらの右利き社会」
<サウスポーはスポーツ記者の造語> によりますと――
《左利きにとっても不快でないアメリカのスラング
「サウスポー」が急速に世界中に広まった。》
《この言葉は、1890年代にシカゴの一スポーツ記者
(多分、当時のヘラルド紙のチャールズ・シーモア)が、
造語したものであると認められている。
その頃のシカゴ球場は同市のウエスト・サイドにあり、
メジャー・リーグの球場の常として、
太陽がバッターの眼にはいらないように設計されていた。
バッターは東か北東にむき、
西または南西にむかって投げるピッチャーに対して構える。
シカゴの住民は市を吹き抜ける冷たい風のせいで、
方角にきわめて敏感である。
どんな場合でもシカゴっ子は市の南側にある
“サウス・サイド”を好み、憧れる。
ひらめきのあるこの記者は、
シカゴ人にはすぐわかる方角を示す言葉で、
「左利き投手」を「サウスポー」と呼んだ。
ポー(paw)は手の意味で、左腕投手の手は南から出てくる。》
《サウスポーという言葉は
アメリカから海を越えて遠く知られていった。
左利きへの軽侮を含んでいない同義語として、
かくも広まった言葉はほかにない。
その上、サウスポーという言葉が誕生して数十年のあいだに、
この言葉は左利きの利点を暗に示すことが多くなった。》
●日本の代表的サウスポーの出身地にも…
●自然なままの左利き
《僕もそうですが、
左利きというのは生まれつきのものです。
生まれてからなんらかの矯正をしなければ、
自然に右利きになることはありえません。》
広島カープ時代のチームメートの清川栄治さんが、
《小さい時からまったく矯正された経験がなく、
いまでも箸や鉛筆を左手で器用にこなします。
ふつう、左手で横書きの文章を書くと、
書いたそばから擦れてゆき、字がかすれたり、
にじんだりして汚くなるものですが、
清川栄治君は手首を器用に折り曲げて、
擦れないように書いていくのです。
何らかの矯正をほどこさなくても左利きの人間は、
左手ですべてのことが足りるのです。》
末尾の
《何らかの矯正をほどこさなくても左利きの人間は、
左手ですべてのことが足りるのです。》
は、何度でも強調しておきたい言葉です。
・・・
*注:
ここでは原文の表記のままに
「矯正」という言葉を使っています。
私は左利きを右使いに変えることを「矯正」と呼ぶことに
反対しています。
詳しくは、こちらを↓
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「矯正」という言葉の使用に反対する記事】
・ウェブページ(2004.10.16)
アピール:左利き-「矯正」という言葉についてのアンケート
・2017.5.24
右手使いへの変更(左利き「矯正」)について-1-
(「新生活」版)
・2004.4.2
「(左利きの)矯正」を死語にしよう
・2004.4.7
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう
・2004.11.26
「利き手(左利き)の矯正」という言葉の使用について
・2004.12.8
左利きを右手使いに変えさせる理由
【その他の「利き手判定/判別」に関する記事】
・2004.5.13
子供の利き手を見極めよう
・2004.5.17
「左利き矯正」成功者は利き手誤認?
●川口さんの左利きについて
《将来、道具一つにも困ると思ったのでしょう。
野球などをやる時は別ですが、鉛筆や箸に関してだけは
「右手で持ちなさい」と、両親に厳しく注意されて、
僕は育ちました。》
川口さんは、1959年7月生まれですので、
私よりは5歳年下になります。
現在は60か61ということになりますね。
「田舎」ということもあり、そういう時代だったのでしょう。
《そのお陰で、食事をする時やものを書いたりする時は
右利きの人とおなじように右手でこなすこともできます。
それでも、全面的に矯正されたわけではないので、
部分、部分では左利きの習性が残っていますが……。》
●右利きに「矯正」された経験から
《スイッチヒッターになるために、
左手で箸を持って大豆を皿から皿に移しかえる
トレーニングをした選手もいました。
僕の場合はそうした苦労もなしに、
昔から両打席で打つことができましたが、
それが野球選手としてよかったのかは、
いまでもわかりません。》
《というのも現役時代にある人から、
「川口、お前が全部左だったら、
もっとコントロールがよかったのに……」
といわれ、ハッとしたことがあります。
僕に限らず、たいていのサウスポーは
右利きに矯正された経験を持っています。
その結果かどうかわかりませんが、
サウスポーの人間で針の穴を通す
コントロールの持ち主には
あまりお目にかかったことがありません。》
(以下略――)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌は、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~20 川口和久『反逆の左腕』から(2)」と題して、元広島カープのサウスポー川口和久三の著書、異色のサウスポー論とも言うべき『反逆の左腕』の第一章から気になる部分を紹介しています。
まずは「サウスポー」という言葉について。
引用以外の部分および私のコメントは本誌をご覧ください。
川口さんは、南部黒人投手説とでも言うべき語源を紹介されていて、彼らが(優れた投手という)特別な存在だったから、特別なネーミングとして「サウスポー」が生まれたのだと言います。
最後に、私の締めの言葉を転載しておきましょう。
《右利きであれ、左利きであれ、
それはその人の持って生まれた才能で、
その才能を活かす方法とは何か。
それは――
自然な、ありのままの姿が、
その人の最高のパフォーマンスにつながるものなのだ、
ということです。》
・・・
では詳細は、本誌で。
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