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中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)-「楽しい読書」第273号

2020-07-01 | 本・読書
 ―第273号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年6月30日号(No.273)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年6月30日号(No.273)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」
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 今回は、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の3回目。

 前々回は、「漢詩とはなにか」について。

2020(令和2)年4月30日号(No.269)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(1)漢詩とはなにか」

2020.4.30
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(1)漢詩とはなにか
-「楽しい読書」第269号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/04/post-4871b8.html

 前回は、中国最古の詩集『詩経』を。

2020(令和2)年5月31日号(No.271)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(2)『詩経』から」

2020.5.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(2)『詩経』から
-「楽しい読書」第271号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/05/post-55a373.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8784e67564bc9f86246c8785c366a2f2

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◆ 中国最古の詩集 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)
  『楚辞』(1)
  ~ 『楚辞』とは何か ~
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 ●『楚辞』とは何か

日常的、現実的なテーマの『詩経』に対し、
『楚辞』は、空想的、非日常的。

「離騒」では、

 《この地上では自分の離騒が実現しそうにないので、
  天国にのぼって理想をかなえてくれる人物をさがすという、
  空想的、幻想的な内容になっています。》

   一海知義『漢詩入門』より

 ●屈原

 《民衆に人望のあった屈原の命日、五月五日に、
  人々は屈原の遺体が水神の竜に食われぬようにと、
  竹の筒に米を入れて川に流し、
  それが端午の節句の粽(ちまき)の起源だ
  という説があります。》

   一海知義『漢詩入門』より

 ●代表作「離騒」

入谷仙介『漢詩入門』によりますと、

 《代表作の「離騒」は、屈原が国を追われて
  その悲しみをまぎらわすために、
  四方の世界へ空想的な旅をし、
  最後は竜にひかせた車に乗って、
  天上はるかに去っていくという、
  雄大な構想になっています。》

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 ● 漢詩の入門書等を読む

▲★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

▲★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

★『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』白川静/著 中公文庫
BIBLIO 1980.9.10
―中国文学の原点『詩経』と『楚辞』の古代歌謡を『記紀万葉』と
 対比して考察する。文学の原点である神話が、中国では『書経』
 に人間の歴史として書き変えられ定着していると解説する。

 ●『楚辞』を読む

★『詩経・楚辞』目加田誠/訳 平凡社〈中国古典文学大系・15〉
昭和44 (1969)
―『詩経』の翻訳と解説。(後半は『楚辞』)

▲★『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
 明治書院 2004.6.20
―原文に書下し文と解説・背景を伏したコンパクトな入門書。

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

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本誌は、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」」と題して、について、中国で二番目に古い詩集『楚辞』を紹介しています。

『楚辞』は、揚子江(長江)下流域の楚という国の歌の辞(ことば)の意で、屈原という一人の詩人の作品を中心にまとめられたものです。

屈原は、貴族の出身で国王の側近として国事にも仕えていましたが、他の寵臣の讒言によって追放され、二度目には入水自殺したという悲劇の人物です。

そういう背景に基づく詩ですので、なかなか心に迫るものがあります。

現代にも通じるものがあります。
一度は読んでほしいものです。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)-「楽しい読書」第273号
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